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空白の世界  作者: キサラギ フレシオ
6/14

戦争

―――   戦争   ―――


クエリオ「いったいこの世界はどうなったというのだ? 光のない世界が

毎日のように続いている」

ネクロ「母上の心が今の世界を表しているのでしょう・・・ 私も今の母上の

事がわからなくなっているのです」

そう言うと地面に目を伏せ 漂わせてる

クエリオ「何か・・・嫌な予感がするんだ・・・ 何も無いといいんだが・・・」



淀みなく闇が渦巻く空 魔界も空と同じくらいの空気が渦巻いていた

ネディア「天界と人間界を潰し 悪魔だけの世界に」

悪魔達「ネディア様 我々もあなたがそうなってくれた事 心より

嬉しく思います」

ネディア「・・・」


軽蔑するような眼差しで見下す

その目には何も映らずただどこかを見ていた


こうしてネディアは怒りのまま 天の世界と地の世界に 恐るべき

争いを起こそうと動き出す

悪魔達「天界を制せば 我ら悪魔の世界がやってくる ネディア様が

こちら側にいる今がチャンスだ」



雄叫びを上げ 天使世界を破壊していく悪魔達

クエリオ「やはり危機としていた事態が起きてしまったか どうすれば・・・」

ネクロ「・・・クエリオ 私を使ってください」

クエリオ「何!?どうするというのだ!」

ネクロ「あなたには母上の魔力と同等の禁呪を扱えます それで

私を母上の中に封印するのです」

クエリオ「しかしそれでは!」


ネクロ「躊躇している暇はありません! 世界がこのまま終わるくらいなら

いっそ」

クエリオ「いっそ自分の身などどうなっても?という事か?」

それでもそれ以外方法がないのか そう思うと二人は合図し

互いに戦闘態勢へと入る


ネディア「又会ったね こんな再会で悪いけれど」

クエリオ「今からでも遅くない やめないかこんな事」

ネディア「やめる?意味が無いんだよ そんな事をしても」

クエリオ「意味?それこそ理解が出来ぬ」

ネディア「耐えれぬ悲しみや苦しみを 耐えるのに疲れた だから一から

リセットするんだよ この世界を」


クエリオ「そんな事をしても 結局繰り返しになるだけなのだぞ」

ネディア「それでも・・・それでも忘れられない人を忘れるには一番

手っ取り早い」

大きな魔力を自分にまとわせじりじりとクエリオに寄る

クエリオ「・・・ぐぅ・・・弱力でこの威力とは・・・」


更にそれを大きく強くさせるネディア


クエリオ「っ・・・」

威力に耐えれず地面に手をつき もがき苦しむ

ネディア「そういえばあの兄貴バカがいないけど 何を作戦立てても

俺の力には誰も無力に過ぎない」

クエリオ「そ・・れは・・・どう・・・か・・・な?」

苦し紛れか 絞り出すように言葉を放つ

攻撃をクエリオに集中していたネディアは 奇襲に一瞬遅れを取る

ネクロ「そこまでですよ 母上・・・ 今ですクエリオ」


ネディア「何っ!?」

強烈な痛みに耐えながらも 素早く封印を施すクエリオ



ネディアは止まった

ネクロディアをネディアの体に封印して

ネディアの魔力は普通の悪魔と同じくらいのものになった



そしてそのまま 悪魔界へと落ちて行った

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