第43話 素材集め
仲間が増えたが人以外だったので住む場所は一緒に住めばいいし問題ないが、動物用の装備は持ってない。装備が必要かも分からないが命を守れるなら付けた方がいいと思い、ダンジョンから出て獣人達に相談してみた。
「珍しく普通の犬と猫だね。重い物を装備させると動けなくなるから主要部位だけ守る方がいいと思うよ」
「ありがとう。一応念のために聞くがこの二匹は普通の犬と猫だよね?」
「それ以外の何物でもないと思うが」
「ありがとう助かったよ」
「そうだ!ギルドに登録しておかないと食料と間違われて食べられるから注意して」
「ありがとう。ギルドに行ってくるよ」
その後るかに先ほどの会話の意味を聞かれた
「あの普通のってどういう意味が有るの?」
「いや……あの、な。よく小説とかでは拾った動物が実は……とか言うのよくあるから」
「それはネット小説とかの読みすぎでしょう。そんなことあると思いますか?」
「では聞くが、車好きが事故で異世界転移して、昔一緒に住んでたデグーが転生して人間の言葉話すとか有るか?」
「そんな物語みたい……事実は小説よりも奇なりっていうやつですね」
「で、デグーって頭良いのね」
そんな会話しているとギルドの副都心支部に着いた。あれ?副都心って正式に決まったの?
細かい事はいいとして中に入り手続した。特別な首輪を貰いそれを付けていると家畜とかペットとかの扱いになるみたい。デグー用も有った。もっと小さいのも有るらしい。
あとは何か玩具でも作るかと久々に未開地に入り草や木の枝を持って帰った。
素材も余分目に集めたし作ろうとした所でモモ達が集まってきた
サザンカが最初に「今日は帰ってくるのが少し遅かったのですが何をされていたのでしょうか?」と聞いてきた。
モモは「出かけるのは良いのだけど一応代表なのだから護衛なしで長時間は危険です。まあ短時間でも駄目ですが」
ツバキは「その子たちと出かけてたのか……呼べよ。犬とか動物と遊びたかった……」と意外な反応をしていた。
「ごめん。ギルドにこの子たちの登録しに行ってきた」
「そうなんですね。登録ってそんなに時間かかるものですか?」
「……その後何か作ろうと未開地に行ってきた」
「ではそれを作りながら説教ですね」サザンカの笑顔が怖い
チモシーのような物で猫とるかの玩具を作り、木で犬の玩具を作り、偶然未開地で倒した魔獣で焼肉して残った皮で装備を作った。
その間怒られていたのは言うまでもない。
でも不思議。焼肉パワーで皆さん好感度が上昇した。
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