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第31話 王国からの宣戦布告

 吹き飛ばしてしまった山が有った場所を見に来たが、これは酷い。

救いなのは近くに死体がなかったことだ。

何頭か動物が動けな無くなっていたのでそれは救出したのだが、何故か後をついてくる。

住む所を潰してしまったのかと思い、近場の住みやすそうな所へ案内したが、離れない。

仕方なく当分一緒に住むこととなった。

山の近くに出来た巨大な池のようなところに近くの川から水を引き壊れてしまった道を新しく作り直した。

当然敵が攻めて来た時用に多数の罠を設置している。


 動物にも懐かれたしこの池の近くに家を作り少しの間住むこととした。

馬、狼、犬、兎、鼠みたいな生き物と食糧探したり遊んだりするうちにもう家族扱いとなった。

その様な平和な時間を楽しんでいると街の方から連絡が入った。


「中央王国から宣戦布告が有りました。内容は使者である上位貴族を無罪の罪で逮捕監禁したためとあります。我々は新しい最強の仲間を連れ貴国を灰燼と化す。もし助けてほしいなら貴国の代表とその家族を引き渡す事」と言ってきました。


 新たな仲間ね……いやな予感がする。何かすごい力を持つものが近付いてきている。

「代表として命令する。この地を捨て各自別方面へと撤退せよ」


命令はしたがあまり離れて行かない。

近くの人に「逃げないのか?」と聞くと

「どこに行っても死ぬならセートさんと共に戦いたいです」と言われた。

「ありがとう。でも多分ここからは逃げる事になると思うすぐに動ける準備だけはしておいて」

「何が来るのでしょうか?何か触れてはいけないものが近付いている気がするのです」

「俺にも分からないが普通の魔物ではないことは間違いないな」


近くには商人もいた。「なぜ逃げない?民間人には危険だぞ」

「食料、武器がなければ戦えないでしょう?私はこの町が好きなので最後まで抵抗しますよ」

「でも危なくなったら逃げてくれ。生きて居たらここで負けても取り返せる」


とりあえず時間がない。魔法で陣地強化、食べ物確保、非戦闘員を逃がす等やる事が沢山だ。


何か非常に嫌な感じがする。まだこれから結婚生活とか動物と触れ合いとか車作ったりしたかったのに。

何が有っても生き残ろう。



 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

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