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第30話 中央王国からの使者

 中央王国側からも使者が来た。こちらも100人以上の規模だった。

「こちらは中央王国からの使者である。即、代表を呼んで来い」

「その必要性を感じない為拒否いたします」

「抵抗するのであれば攻撃する」

「開戦を希望しているのですね?」

「交渉を希望するが貴国は我が国に従う気がないようだ」

「会話が成り立たないようなので出直してください」


中央王国の使者は一旦離れ適度に離れたら魔法で攻撃してきた。多分相手としては威嚇のつもりだろうがこちらの建物は新素材。爆発音は響いたが柱が少し焦げた程度の被害だった。


 中央王国より攻撃を受けました。反撃いたします。の声が聞こえたのでセートも参加した。

「二発目来ます」

「なら氷の壁をつくる」

「ぜ……全弾壁で止まりました」

「こちらからも反撃する。電気でいいかな?」

「殺さず捕まえるなら電気がいいかと」

「では電気魔法、目標は中央王国軍」

次の瞬間中央王国軍の居た辺りで立って居られるものは一人も居なかった。

「これで勝ちかな?」

「これで終わってくれればいいのですが」


 とりあえず動けないうちに全員を捕縛した。その中に一人煩いのが居た。簡単に説明すると声も体も大きい。「私は貴族だぞこんなことしたお前達は死刑になるぞ」と言っている。


「では突然攻撃してきた貴方たちも死刑と言う事ですね」

「なぜそうなる?と言うかお前男か?我が国へと連れて帰るか」

「遠慮する。こいつらを捕まえて牢に入れておいてくれ」

近くに居た防衛部隊は「了解」と答えると牢へ連行していった。


のだが一人だけ言う事を聞かない。

「私は王国の侯爵家令嬢よ。貴方たちみたいな身分の低い者が触れていい存在ではないわ」

先程の大きな人だ。

「早く代表を呼びなさい。王国の上位貴族に対しこのような態度……戦争になったらこんな小さな国一撃で終わりですわ。死にたくないなら早く呼びなさい。」

「いやここに居るぞ」

「なら速く離すよう命令しなさい。こんな場所、本国が兵を出せば数日で占拠できますわ」

「なに!それは困ったな。そうか……なら仕方ない多くの兵が通れない様にあの道を破壊しよう。爆発する魔法で久々に魔力増し増しであの山の辺なら人も居ないし……発射」


結論から言うと魔力増えてるの忘れてた。飛んで行った巨大な火球は山を破壊しその周りに湖を作った。

これでかなり遠回りしないと攻めてこれないな等と考えていたが、見ていた者は皆動かない。


味方は、あれは神の怒りか?いや魔法だったよな?セート様が放った魔法のように見えたが……等と話し出し、王国側の人間は、「終わった……。」「ぼ、亡命したら助かるかも」「私この国に引っ越したいのですが」と完全に戦う気を失った。


 近くに来たモモが「凄い魔法だったね」というので、「いや君たちと一つになってから属性と魔力増えたの忘れてた。あの山少し崩して道ふさぐ程度にしか考えたなかったのに」


次回は崩した場所の確認に行くか……と自分で仕事増やしてしまった。


火力に注意だね。対人でなくてよかったよ





ここまで読んでいただきありがとうございます。

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