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1.パンティになりました

俺はユウサク、22歳。


いつも18歳の義理の妹リンのパンティの匂いを嗅ぐのが趣味だ。


この犯罪者めって?


身内のパンティなら良くないか?


さて、そんなことをしている俺に罰が当たったのか、俺は車にはねられて死んだ。


ああ、リン。


愛しているぞ、ぐはっ・・・。


そして目を覚ますと、俺は真っ白い空間にいた。


「なんだここは!?」


そして声が聞こえてきた。


「私は神だ。

 お前は相当な変態の様子。

 死んでも誰も悲しまない程にな。」


神は吐き捨てるように言った。


そりゃあ俺は、義理とはいえ妹のパンティをクンカクンカしてたどうしようもないクズだけれども・・・。


「なに!

 俺の悪口を言ったな!

 神様だって許さないぞ!」


「だがな、そんなおまえが救える異世界があるのだ。」


「なに!?」


「パンティエッタ王国。

 この世界では、魔王に対抗するべく、次期勇者が必要なのだ。

 そこでお前は伝説のパンティとなってもらう。」


伝説のパンティだと!?


「俺、パンティになっちゃうの!?

 自分で動いたりしゃべったりできないじゃん!?」


「安心しろ。

 レベルアップすれば動けるししゃべれる。

 なんて言ったって『伝説のパンティ』なのだからな。

 そして、お前を履いた者が伝説の勇者として選ばれるのだ。」


なんだかたいそうな話になってきたな・・・。


まあでも、そんな大それたパンティに転生できるなら良いか。


「なるほど、よくわからんが・・・わかったよ!」


「では、行ってこい。」


説明それだけ!?


もっと異世界のこととか教えてよ!


神はそれだけ言うと、俺は視界が暗くなった。


---


どれくらいたったろう、俺は目を覚ました。


すると、俺は荒野のど真ん中にいる。


そして、俺ってば、かわいらしいパンティになってる!!!


俺の身体には勇者の紋章っぽい刺繍ししゅうがついてるな。


で、なにか、十字架のようなものでつるされている。


パンティを物干しざおでつるしているような感じだ。


おいおい、こんな荒野の真ん中じゃ、女の子に履いてもらうどころか、女の子の一人にも会えないよ。


すると、ゴブリンがやってきた。


この世界、ゴブリンとかいるの?


ゴブリンはいやらしい目で俺を眺める。


そして、俺を木の棒でつついた。


ゴブリンとかいらないから女の子来てー!


すると、ゴブリンが俺の身体に触れた。


バチバチバチっ!


ゴブリンが俺の身体に触れた瞬間、ゴブリンの腕が吹き飛んでしまった!!!


「ぎゃぎゃあああああ!!!」


ゴブリンは痛がっている。


そのままどこかへ帰ってしまった。


それからしばらく。


今度は犬が来た。


賢そうな犬だ。


なにか俺に吠えている。


うーん、犬語はよくわからない。


とりあえず言葉を発してみようかな。


ワンワンっ!


適当に犬語で話そうとしたが、俺はパンティだ。やはり声は出ない。


でも、なにか俺の意思を察してくれたのか、犬が俺の目の前までやってきた。


そして、俺をくわえようとした。


ワンちゃん、危ない!


アゴがさっきのゴブリンみたいに吹き飛んじゃうよ!


パクっ!


あれ?


ワンちゃんのアゴは無事だ。


俺のパンティの結界は魔物にしか反応しないのだろうか?


しかしこのワンちゃん、俺をどこに連れて行く気だ!?


ってか、ワンちゃんのよだれでパンティべちょべちょだよ・・・。


まあ、かわいいから許すけどさあ。


すると、村が見えてきた。


そして、ワンちゃんは村に入るなり、ある一つのボロ小屋に入った。


するとそこには中学生か高校生くらいの女の子が一人。


黒髪セミロングの美少女だ。


「あらコロ助ちゃん、今日は早かったのね、おかえり。」


このワンちゃんはコロ助というのか、なんてかわいい名前。


コロ助のおかげで村についた。


これで、俺を履いてくれる人がでてくるかもしれない。


「コロ助ちゃん何くわえてるの?

 あら? パンティじゃない!

 盗んじゃったの?

 いや、でもうちの賢いコロ助ちゃんがそんなことするわけないかあ。」


すると、コロ助は俺を彼女の足元にこすりつける。


「え?コロ助ちゃん、私にこれを履けって!?」


ワンワンっ!


コロ助は「履いてくれご主人!」と言っている。


「確かに、うちの村は貧乏で、パンティの一枚もない。

 いつも着ている1枚のワンピースはボロボロ。

 だから、このパンティ、ちょうどいい。履いてもいいわ。

 すごく高貴な感じで、私には似合わないかもしれないけれど・・・。

 でも、まずは洗濯しないと!」


そうして、彼女は俺を手でもみもみ洗ってくれた。


ああ、気持ちいい!


すると、頭の中で女性の声がした。


(もみもみ優しく洗われたことで、レベルが1上がりました。

 履き心地が3上がりました。

 防御力が2上がりました。)


なるほど、こういう条件でレベルアップしていくのか。


なんだか楽しくなってきたぞ!


もっと洗ってくれ!


俺の願いが彼女に聞こえたのか、彼女は強めにごしごし洗った。


(ゴシゴシ洗われたことで、レベルが1上がりました。

 防御力が5上がりました。)


そして、俺は干された。


数時間後、よーく乾いた俺を彼女が手に取る。


そして、ノーパンの状態の彼女は、ついに俺を履いた!!!


すると、彼女の周りを光が包み込み、その光は天を貫いた。


ピカーーーーーン!!!


おお、彼女の陰部の香り、感触。


なんて素晴らしいんだ!


俺は彼女の陰部に完全にフィットした。


俺は彼女の陰部を守るために、こうして転生したのだと確信した!


またしても頭の中で声がした。


(勇者が誕生しました。

 勇者が誕生しことにより、伝説のパンティはレベルが10上がりました。)


それに、視界が彼女と共有されている。


なんて便利なんだ!


すると・・・。


「ひゃーーーーーーーん!!!」


彼女が喘ぎ声を上げる。


どうした!?


「人生で初めてパンティを履いたけれど、パンティってこんなに気持ちいいの!?

 私、このパンティに出会うために生まれてきたんだわ!

 私はユキ! パンティさん、よろしくね!」


彼女はユキというのか。


よろしくな、ユキ!と俺は心で返事をした。


こうして、伝説のパンティの俺と伝説の勇者ユキのコンビが誕生したのであった。



<作者あとがき>


次回、ユキの女の子の日!?


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