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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

優には女心がわからない

作者: 音波羅 潤

これは私の妄想を書き綴っただけのBLです!初めて小説を書くので描写が分かりづらかったり、誤字があったりいろいろと不完全な部分があるかもしれません!また既にある作品に似たような感じになってる場合とかもあるかもしれません!

カチッカチッ、と時計の針の一定間隔で規則正しく鳴る部屋の中で浅間優(あさまゆう)は目覚めた。ここ最近は目覚ましが起動する前に起きてしまう。

むくっ、とベッドから上半身を起き上がらせた後、下半身に被さった布団をどけた。

ベッドから降りたあと、自分の部屋を出てトイレに向かった。

いつものようにドアを開け、トイレの蓋を上げてパジャマのズボンと下着を下ろし、便座に座る。

じょぼじょぼ、と尿が水面に落ちる音が聞こえてきた。

尿を出し切った後にトイレットペーパーを少しちぎる。ふと、自分の股間を見てみる。そこにはいつもどおりの自分自身の陰茎があった。

優は「はぁ」とため息を漏らした。

優は男子だ。だがたまに女子になりたいと思うことがある。かといって別に性同一性障害とかでもなくただ女子になってみたら女心とやらが分かるのではないかと思っていた。優は17歳の高校二年生だが産まれてこのかた一度も彼女ができたことはない。

高校生になると自動的に彼女ができるかと期待したがそううまくはいかなかった。

彼女ができない理由は女心が分からないからだと優は思った。女という生物の思考が全く読み取れないどころか気持ちを知ったとして、どうしてそういうことをしてほしいのかという思考がでてくる。

恋愛系のマンガやドラマを見ていて彼氏が「好き」と言わなくても別にいいだろ、とかわざわざ「愛してる」などと伝えなくても大丈夫だと思っていた。

そんなことを考えているうちに次第に早く学校に行く準備をしなければ、という思いがこみ上げ、急いでトイレから出た。

手洗い場で手を洗ってる最中、目の前の鏡を見てみた。そこには間違いなく自分が写っている。

自分のルックスは特に目立って不細工というほどではない。むしろそこそこ美形だと優は思う。

目は二重で睫毛はまあまあ長く、瞳は大きい。鼻は普通だが唇は薄いピンク色でぷっくりと丸みを帯びている。

まじまじと自分の顔を見ているうちにふと気が付いた。優は身長が低いのだった。

女子は身長が高いほうが好みだと聞いたとこがある。優にはその気持ちは全くわからないが彼女ができない原因の一つだと考えた。

手洗い場の脇に置いてある時計に目をやるとぼちぼち朝食を摂り始めなければならない時間を指していた。

「優~、朝ごはん~」と一階から母親の声が聞こえてきたので優は急いで階段を駆け下りた。


朝食を摂り、制服に着替えた後は通学路を通り学校へ向かった。

教室につくと自分の席まで移動し、カバンを降ろす。教科書類やノート、筆箱を取り出し空になったカバンを教室の後ろのロッカーに入れに行く。席に戻る途中にある一人の男子に目をやった。

女子のグループと仲良さげに話し込んでいる。

名前は佐々木英輔(ささきえいすけ)。クラスの中心人物で明るく社交的な性格なうえ底抜けに優しい。さらにルックスも身長も申し分なかった。

少し吊り上がった目尻に長い睫毛、シュッと伸びた鼻筋。全体的にボサボサしているがきちんと手入れされている茶髪の髪。

まるでどこかのアイドルグループにいてもおかしくないような見た目だ。

そのおかげもあってか女子からの人気が多くあり、恋愛経験多数。一度も彼女ができたこともない優にとってはもはや雲の上の存在だった。

彼女ができるテクニックを盗み取るべく、最近は英輔を見たりして独学でモテ術を研究しているのだがあまり効果がある気配はない。

やはり見るだけではだめなのかと思い、英輔と仲良くなろうと会話を試みるが持ち前の人見知りでなかなか勇気が出ない。だがいつまでもそうしているわけにもいかず優は話しかける機会を伺っていた。

そのとき、丁度話していた女子グループが離れ、英輔が一人になった。

ここで話さないと一生話せなくなるような気がして勇気を出して英輔に近づく。

「あの、英輔くん、ちょっと話したいことがあるんだけど」優がそう呼びかけた。

人見知りのせいもあってか頬が熟れたリンゴのように赤くなっている。緊張のせいもあってか少し汗もかいている。

英輔が「なに?どうしたの?」と問いかけた。英輔は声が低いが優しさがじんわりと伝わってくるような温かさがある。

「えっと、今じゃちょっとあれだから放課後でいいかな?」と優が言った。放課後にするのは最初から決めていた。放課後ならゆっくり話ができると思ったからだ。

「うん、ぜんぜん大丈夫だよ。」英輔はあっさりと承諾した。

あ、そうだと英輔が呟きスマートフォンを取り出した。

「これ、俺の連絡先だから放課後、優が都合いいときにメッセージ送って」

いきなり下の名前で呼び捨てされてびっくりしたが苗字でさん付けで呼ばないあたり、普段からいろんな人と話していることが伺える。

「わかった」優もスマートフォンを取り出しお互いの連絡先を交換した。


最後の授業も終わり、みんなぞろぞろと帰りだす中、優は英輔にメッセージを送った。

近くのファミリーレストランで話がしたいという内容だ。

すぐに既読マークがつき、OK!という文字が表記されたスタンプが送られてきた。

ファミリーレストランには現地集合ということになり、優は一旦家に帰ろうかと思ったが、もし家に帰ってからファミリーレストランに行った場合に先に英輔が来ていたらさすがに気が引けるので学校からの帰り道のままファミリーレストランに向かう。

徒歩十分ぐらいで目的地に到着したが店の入り口には制服姿の英輔が立っていた。

どうやら英輔も学校帰りのまま来てくれたようだった。

英輔はこちら気がつき手を振ってくれる。

小走りで英輔に近づき声をかけた。

「ごめん、待った?」

「いや、来てすぐだよ」と英輔が答える。

なんかカップルみたいな会話だなと英輔が言った。

「え、あ、ごめん」なぜだかわからないが反射的に謝罪の言葉が口から洩れる。

「なんで謝るんだよ」と英輔が笑いながら茶化す。

英輔が「とりあえず、店入るか」と店のドアを開けて入っていったので優も後に続いて店に入る。

若いバイトの店員が近づいて「いらっしゃいませ二名様でよろしかったでしょうか?」と接客してきた。

英輔は「はい」とにこやかに応答する。

店員に席まで案内され向かい合う形で二人がそれぞれ椅子とソファに腰掛ける。

英輔は脇にあるメニュー表をとり二人が見れるように配慮しながら「どれにする?」と聞いてきた。

優が話をしたいと持ち掛けたのに完全に英輔に主導権を握られていた。

でも悪い気はしなかった。むしろありがたいとさえ思っていた。主導権を握られた方がこちらとしても話しやすい。

「フライドポテトとドリンクバーにしようかな」と優は言った。

「それじゃあ俺もそれで」というと呼び出しボタンを押し、やってきた店員に対して「フライドポテトとドリンクバー二つずつ」と英輔がオーダーした。

店員が去った後に英輔はこちらに向き直り訊ねる。

「それで話ってなに?」

「えっと、モテる方法を知りたいんだけど…」

優は率直に話を切り出した。いつまでも言い訳臭いことをだらだら流すよりかは率直に切り出したほうがいいと思ったからだ。

「ははぁ、なるほどね」

大方、話の予想をしていたのか英輔はあまり驚いてはいなかった。

「英輔くん、すごいモテるからその秘訣をしりたい」

普段、人とはあまりしゃべるほうではないが英輔を前にするとなぜか割とすらすらといいたいことが出てくる。

んー、としばらく英輔は考え込み一つの答えを導き出した。

「つまり優は女心が知りたいというわけだな?」

まるで心を見透かしたように優が一番思っていることを英輔は言ってみせた。

「うん、そういうこと」

少し恥じらいながらだが優は自分の言いたいことが言えてすっきりした。

丁度そこに頼んだフライドポテトが運ばれてきた。山の形に盛られたフライドポテトの皿の端には小さい器に入ったマヨネーズとケチャップが置かれている。優は一本フライドポテトつまみ、先端をマヨネーズの器につけて口の中に入れる。フライドポテトにかかった少しの塩とマヨネーズのまろやかさが絶妙にマッチしていておいしい。

英輔はケチャップをフライドポテトにつけて食べたようだった。

口の中に入ってるフライドポテトを胃に収めたあと、英輔が切り出した。

「よし、わかった俺が優に女心ってやつを教えてやる」

英輔は高らかに宣言した。

それほど自信ありげに言われると優としても心強い。

「ありがとう」

優は心で思ったことをそのまま口に出した。

「よし、じゃあトイレに行くぞ」

英輔はそういって席を立った。優は少し疑問に思ったがきっと人前ではできない話だろうと解釈し、同じように優も席を立った。


トイレの中には誰も人はいなかった。壁際には小便器が三つ並んでおり、小便器の向かいには個室で区切られた洋式の便器が二つあるようだった。英輔は洋式便器の個室のドアを開けた。

「ほら、優、先に入って」と言われた。優はさすがに個室に入らなくてもいいんじゃないかと思ったが特に気にはしなかった。優が入った後に今度は英輔が同じ個室に入り、ドアを閉め、鍵をかける。

「優、ちょっと便座上げずに便器に座って」

とりあえず言われたとおりに優は座った。

「えっと、何を教えてくれ…」

気づいた時には口が塞がれていた。

びっくりして口を塞がされたものが一瞬何かわからなかったが見ると英輔の顔だった。いや、もっと正確に言うなら英輔の口だった。

つまり優は英輔にキスをされていたのだった。事態が呑み込めずにいると今度は口の中に何か入ってきた。舌だった。英輔の舌は口の中に侵入し、優の口内を舐めまわした。

英輔を押しはがそうとするが体格差がそれを許さなかった。

声を出そうにもくぐもった「んん、んんん」という声しか出ない。

その声に反応してか英輔は口を離した。唾液は糸を引いていた。

「あ…悪い…」英輔はバツが悪そうに謝った。

「え、あ、うん」

優はパニックでこれ以外に言葉が出てこなかった。優にとってはこれがファーストキスだった。

なんだか気まずくなって下を向く。ズボンが膨れ上がっていた。

優は英輔のほうも見てみた。同じように英輔のズボンも膨れ上がっている。

英輔もそれに気が付いたようだった。

英輔は優のズボンの股間のチャックに手を伸ばした。なぜだか優は抵抗できなかった。

チャックが降ろされ優の陰茎が露わになる。優は完全に勃起していた。

何を思ったかはわからないが優も英輔のズボンのチャックに手を伸ばし、チャックを降ろした。

英輔の陰茎も露わになる。優の陰茎よりも一回り大きいサイズだった。

「ごめん、やばい…」そういい英輔は自身の陰茎をつかみ、優の口にあてがう。その勢いで優は口の中に英輔の陰茎を挿れられた。口いっぱいに雄の臭いが広がり、鼻から抜けていく。

英輔は優の頭を優しく両手でつかみ、腰を動かし始めた。

「ごめん、最近抜いてなくてずっと溜まってたから我慢できない」

そういって英輔は腰を動かすスピードを上げ始める。

じゅぽじゅぽ、と卑猥な音が個室に響く。

優は謎の感覚に(おちい)りはじめていた。

口の中に出されたい。

いつの間にかそう思っていた。そう思ったことに優自身も驚いている。

優は両手を口の中に入りきらなかった英輔の陰茎の部分を当て、一定のリズムでしごく。

英輔は「はぁっはぁっ」と聞こえるぐらいの息をしだした。相当気持ちいのだろう。

英輔の息を聞いて優の興奮度はさらに増していた。視線を上にやると英輔と目が合った。

次第に英輔の陰茎が大きく脈打ちだし、英輔が「もうだめだ、イくっ」と声を抑えて叫んだと同時に優の口内にどろっとした液体が流れ込んできた。英輔の精液だ。そうとう溜まっていたのかこれでもかというほど口に流れ込んでくる。とうとう口から零れ始め、糸を引きながら制服に落ちる。

「あ、悪い…」英輔は縮んだ陰茎を優の口から抜いた。

そのとたん、優の口から雪のように真っ白な精液があふれ出した。

「本当にごめん」英輔は心の底から謝罪した。

「大丈夫だよ」と優は言った。まだ大量の精液が口内に残っている状態だったため、うまく呂律が回らなかった。

「優のも抜いてあげる」そういうと英輔はいきり立った優の陰茎を口に咥えて舐めまわし始めた。

あっ、あっと自然に声が漏れてしまう。それほどに気持ちよかった。

次第に優の陰茎は脈打ちだし、英輔の口の中で射精した。

英輔は優の出した精液を飲み込みんだあと

「喘ぎ声、女の子みたいで可愛かった…」と英輔がボソッとつぶやいた。

その言葉に不覚にも優は胸が高鳴った。

「これから関係を続けるとしたら俺が女心を教えられる方法は優を抱くことだけだけどそれでもいいのか?」

それなら最初から言ってほしかったがなぜか恨む気になれない。

「うん」

優はこくりと頷いた。

「じゃあ、俺は先に席に戻るからその…制服がきれいになったら来てくれ」

口に出しづらいからか、しどろもどろになりながら英輔は言った。

「わかった」

優がそういうと英輔はトイレから出て行った。

優には女心を教えられるどころかメスそのものにされそうな気がしていたがそれでもいいと思った。

まだ胸の高鳴りは続いている。

少しは女心が分かった気がした。

















































ここまで読んでいただいた方ありがとうございます!ひどい出来だったでしょうが楽しんでいただけたら幸いです!下手かもしれないですけどまたこのような短編小説にして書き綴るかもです!

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