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作品2-4
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安乃澤 真平
靴を隠すのは序の口で、上履きにカマキリの死骸を入れておいた時などは、驚いて退け反いた所を見計らって皆で笑いに駆け出した。□□が提出した漢字テストをこっそり抜き取っては、ないない と困っている姿を横目に、教室の後のゴミ箱に破って捨てたこともある。ある日の下校時には、後ろに背負ったランドセルに蹴りを入れ、転倒させたこともある。地面についた両の手の平が真っ赤になっていた。当時、皆がそれを見て楽しんでいた。
つづき。