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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

記憶喪失

作者:はにょ

記憶喪失

 カナタは思ったことを口にしない。
 カナタがシロに対して『お前はいつも頼りになる』と言ったことはない。
 感謝の言葉も愚痴にかわる。
 カナタは本を読んだり研究に没頭すると睡眠も食事もおろそかになる。
 寝てください、食べてください、カナタのことを心配して言う言葉に対して、うるさいだのお前はおれの母親かだのいつも言い合いをしている。

 カナタは誰に対しても敬語を使わない。重要な場であってもだ。
 それで取引先を怒らせることが多々ある。なので交渉を取りまとめるのも、いざこざを収めるのもシロの仕事だった。
 必要物資の調達、団員のシフト表、シロが出来ることならすべてシロに一任していた。


 結成直後は、言うことを聞いてくれないカナタに対してシロが怒り、二人のギスギスした雰囲気が伝染し団員が困ったことが多々ある。
 なんせ、盗賊団員を仕切っているのはシロも同然なのだ。
 シロが怒っていると盗賊メンバーの雰囲気が気まずい。
 シロが仕事を投げ出して出て行った場合、どうしていいかわからない。
 カナタも団長なのだから把握はしているだろうし、できなくないと思うがシロがやらないのにカナタが代わりにやるという発想にはまずならない。



2019/10/15 18:41
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