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大好きな日常系アニメの中に転生したようだが  作者: しんしん
バージョン1.01
39/77

ずっと寝てた

 僕は、長い長い夢を見ていた。だいたい2年くらい。本当に本当に長い夢。


 いや、長すぎないかい? もういい加減起きるか。


 ということで目を覚ました現在は、高校一年の夏休みである。セミはミンミンと煩く、うだる様な暑さが体に圧し掛かってくる。


「おーレン。ようやく起きたか。久しぶりだな」

 

 死神の樹木じゅもくが僕の腹の上に載っていた。中学生くらいの体格って結構重いんだぞ。ちょっとどきなさいよ。


 久しぶりって、スマホを覗き込んだら8月2日。昨日、佐藤芳佳さとうよしかと池袋で遊んだ次の日だ。あの後、俺たちは健全にこの埼玉県の一部地域によく似た『異世界』に帰ってきたのだ。


「昨日も会ってるじゃないか。新手の冗談か何かか?」


「私の実家に2年近く戻っていてな。死神の仕事をしていた」


 あ、そういうことね。死神の仕事をして来たということは、元々僕がいた世界に行っていたということか。


「死神の時間間隔はよく分からんね。元の世界は変わってるのか?」


 それに関しては前々から少し気になっていたりもする。


「レンがこっちで遊んでいる間に5年は経ったかな」


 まじかよ。こっちはまだ4か月しか経ってないぞ。俺ももう37歳になってるのか……。まあ死んでるけど。


「5年か~。アニメとか漫画とかゲームとか気になるなあ。色々進化してそうだなあ。めっちゃ気になる」


「変わってるぞ~。まあ私も頭が混乱するので、少しこの世界をアップデートしておいたぞ」


 アップデート? まあ樹木じゅもくが構築した世界なら簡単に出来るのだろうけど、余計なバグとか難易度アップみたいなのはご遠慮願いたい。あくまで『ひまわりでいず』は崩さないで欲しい。とりあえず部屋を見渡すが変わった感じはない。


 ん? なんだこれ? PT4(有名ゲームハード)のあった場所に、見慣れない物体がある。かなりでかい。デカすぎてすげえ邪魔だな!!


「ふっふっふっ。見つけてしまったようだな」


「嫌でも目に付くわ。ナニコレ? エックスなっちゃらの新ハード?」


 なんだよその「ふふ~ん」みたいな上から目線の顔は。ちょっと気持ちいいじゃねえか。もっとください。

 樹木が何やら踊り出したぞ。正解を言うための溜めみたいなやつか。スカートひらひらさせるのはやめなさい! 今日はサービスが多いな! 


「これはな!! PT5だあああ!!!!!!!!!!!


「まじかよ!!!!!PT4の後継がついにでたのか!!!!!」


「そうだ!!!! ヨドヨドキャメラの抽選で当たったのだああああああ。」


「そこよく分からんが、すげえええええええ。アップデートって凄いんだな」


 樹木じゅもく様様だ。まさか未来の文明の機器が我が家にやってくるなんて。


「それで、ソフトはなんだ? FSO15か?」


「それはな……残念ながらPT4で出た」


「そうか……。でもやりたいので後でアップデートでしてくれ」


「その辺りはだいたいあるから安心して欲しい」


「さすが樹木だ。で、ソフトは何を買ったんだ?」


「いやー金がなくてな。ソフトが入っているそうなのでしばらくそれで我慢してくれ」


 樹木は悲しそうな顔で天を仰いでいる。拳を強く握り、今にも泣きだしそうだ。まあ高そうだもんね、この本体。贅沢は言わないよ。さっそくやらせていただくよ。

不定期で気分転換を兼ねている物語です。またしばらく更新させていただきます!気楽に読んでいただけるとありがたいです!

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