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大好きな日常系アニメの中に転生したようだが  作者: しんしん
新しい日常編
33/77

予定のない日①

「レンくん、私はあなたが大好きです。付き合って下さい」


 な、なにを突然言い出すんだ市井さん! それも全校集会で話をする校長先生のマイクを奪い獲って。


「ちょっと待ったー!私のほうが大好き!私と付き合って!」


 まさか佐藤芳佳まで!いったい何が起こっているんだ。僕はなぜ二人に言い寄られているんだ。先生の皆さんも茶化す側にまわらないで下さい。


「「「選べ!!」」」 「「「選べ!!」」」


 なんだこの大合唱は!全校生徒で僕をいじめるのはやめて下さい!『両者』という選択肢を用意してはいただけないんですか?


「松本く~ん、実績は挙がったのかね?実績挙げないと、分かってるよね?」


 あなたは……営業部長!なぜ『ひまわりでいず』の世界に。いつ見ても憎たらしい顔でいらっしゃる。ああ、すいません。午後には挙がるところでした……。ちょっと電話をしてきます。

 

 ってそんなに簡単に数字が挙がれば苦労しないわ!毎日毎日同じ事しか言わねえ部長だ……。分かってるよねってどうせいつもと同じ内容の説教だろ。どこぞの火星のカンパニーのように、猫に営業部長やらせた方がよっぽど有能だわ。くそ、くそ、くそ……。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


 そんな怒りのテンションで僕は目を覚ました。ありがたい事に夢だった。


「よ、よかった……。やらなくてはいけないノルマはなかったんだ……」


 思わず一人も事も出てしまう。二人に告白されるという嬉しいながらもちょっと困った夢と、転生前の地獄の営業の日々を同時に夢で見るとは。まさに天国から地獄だ。最近は楽しい事が多いせいか、久しぶりに感じだ吐き気をもようすほどの圧迫感に押しつぶされてしまいそうだった。

 昔は鋼鉄を誇った我がメンタルではあるが、現在ぬるま湯に浸かりきった現在はアルミのメンタルになっている。簡単に潰れるし、潰れたもう戻らない。ゴミはゴミ箱へ。


「あっはっはっはっは」


 隣の部屋から樹木じゅもくの笑い声が聞こえてきた。夏休みに入ってからオンラインゲームを始めたようで暇さえあればやっている。珍しく朝起きているのは、今日は早朝限定のクエストがあるためだ。昨日そんな事を言っていた。時間は朝の九時。いい時間だし起きる事にしよう。昨日のプールのせいで身体がかなり痛い。日焼けと筋肉痛のダブルパンチだ。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


「おはようレンくん、お邪魔してます。」


「よ、レン。ようやく起きたか」


 まさかの市井さんだ。樹木と一緒に話題のオンラインゲームをしている。


「何してんの?」


「見れば分かるだろ?FSO14だよ」


 ちなみにFSO14がそのゲームだ。もちろん僕もタイトルは知っていたが、時間がないためオンラインゲーム版はやった事がない。前作のライトニングな騎士が主人公だったやつが最後だ。


「それは分かってるよ。市井さんがいる理由を聞きたい」


ゆう・・のキャラを作ってやろうと思ってな」


 ああなるほど。テレビ画面を見れば、ちょうどキャラクターの顔を作っている所だった。


 猫耳姿の女騎士で、容姿も美人ではなく可愛い感じに仕上がっている。唇が艶かしい。髪型はまだ決まってないようで、ハゲ散らかしたおっさんのままになっている。


「ひかりちゃんの話を聞いて、みんなでやろうって話になったの。そしたら、キャラクターの作成と序盤を一緒にやろうって話になって。良かったらレンくんも一緒にやろう?」


 なるほど。それはいい案だ。どうせ今日は予定もないしね。

いつもありがとうございます。

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