どうしてこうなった(´・ω・`) マジで! 最凶俺の嫁 2
こんばんは
雛仲 まひるです。
さて、ちょっと? 九尾S2第二話となります。
もうデレっデレの美九音ちゃんですが、知泰の心境は如何にっ!
はいどうぞ><b
美九音が着替えに自分の部屋に戻ってから二時間ほどが経つ。大方、朝食の準備でも手伝っているのだろうけど、それにしては遅過ぎるんじゃね?
もしそうだとして、あいつってぶっちゃけ料理とか壊滅的なんだけど大丈夫なのかよ。
以前あいつが朝食を作ってくれるみたいなことを言ったような言わなかったような記憶もあるけども、あいつは基本、スーパー安得で買ってきたお惣菜を皿に盛り付けるだけなんだよな。
その盛り付け方がやけに凝っていて、無駄に綺麗に盛り付けるもんだから、俺も最初は作ってくれたのかな? とか、ひとり暮らしを始めた俺に美九音が食事を用意してくれ出した当初は本気で勘違いしてたもん。
美九音ってファッションとか家具や小物選びのチョイスとか、なにかとセンスいいから買ってきたお惣菜を並べるにしても妥協しないんだよ。
作り立てや温かい方が美味しい食べ物は、当然レンジでチ~ンはするしソースなんかも買ってきたものなんだけど、出来合いの惣菜でも高級和食店みたいに盛り付けたり、フランス料理ぽく皿にもソースを彩ったりもんだから見た目も無駄に綺麗な盛り付けになるんだ。
そんなあいつが恐らく初めて本格的に料理……否、調理するんだから、まあ大目にみてやるとするさ。
朝食を待つ間はって言うと、俺もまぁ居候なわけだしその間に二度寝に入るわけにも行かず、そのまま起きて久遠寺稲荷神社のスタッフさん達と一緒に神社の掃き掃除を小一時間ほど手伝って、部屋に戻ってから一時間ほどが経つのだ。
しかしまぁ美九音ん家の稲荷神社って凄ぇーのな。
毎月の月末から月初めには月越え参りに来る数千人から多いときには数万人くらいの人出になるんだからさ。
最寄の駐車場から社に続く参道には、多くの店が商売していて、ごった返すんだぜ? 美九音はあれで結構なお嬢様なんだって。
そこの娘である小五音さんがスーパー安得のパートに出ているのは、なんだか不思議に思うのだけれども、小五音さんって気が良くて頼まれると断れないからだそうだ。
年末年始と月末から月始めに掛けての月越え参りはそりゃもう凄い人出になるし、土日も沢山の参拝者が来て、小五音さんが切り盛りしているうどん屋も繁盛して忙しいけど、それ以外の平日は人でもまばらだし時間の都合は付くんだそうだ。
むかしはよく美九音ん家に遊びに行くと、その都度うどんを食べさせてくれたもんだよ。
その時の、あれは確か中学1年生の冬だったかの話なんだけど、一度美九音が大人ぶって七味を振り掛けたときに、誰かが悪戯で緩めていったんだと思うけど七味の瓶の蓋が外れて、うどんの上に七味が山盛り状態になって、俺は辛い物好きだったから取り替えてやろうかって言っても、小五音さんも新しく作り直して取り替えてくれるって言ったんだけども、あいつ「ウチは大人だから大丈夫だもん」とか言って言うこと聞かずに、よせばいいのに真っ赤になったスープのうどんを啜って案の定咽込んで、鼻からうどん出したことあるんだけど、あの時はマジでビビったわ。
だってその頃ってまだ食道と気道が喉の奥で繋がってるなんて知らなくてさ、口から入れたはずのうどんが咽た拍子に鼻から出てきて、美九音の奴ぶらんぶらんって鼻からうどん垂れ下がらせてた。
だけどあいつ冷静を装って「こ、これが大人食いって言うのよ」なんて言ってなにごともなかったかのように、鼻から出たうどん啜ったけど、今思えばあれ相当痛かったと思うよ? 唐辛子もしこたま利いていたはずだし涙目になってたもん、あいつ。
それ見た小五音さんも笑い転げた拍子に咽込んで鼻からうどん出してたけどな。
そん時の俺は幼稚ながらに、この親子凄ぇー、大人って鼻からうどん食べるんだってマジで思ったもん。
だけどあとで小五音さんに聞いて全てを理解したけどな。
うどん鼻からぶら下げてたあいつが俺の嫁になるなんて夢にも思いてなかったけど。
まぁそんな小五音さんだから俺の、七霧家の事情も知ってくれていて、なにも言わずに俺を暫く居候させてくれることになったんだ。
七霧家と久遠寺家とは昔からの付き合いだし、俺の両親とも仲が良かったし今でも時々連絡するくらいには仲も良いらしいからな? 俺は知らないけど。
「知泰。ご飯出来た~」
美九音がひと声掛けてドアを開いた。
開かれたドアの向こうには蜂蜜色の髪の毛をアップに纏め、可愛らしいフリル付きのエプロンをした美九音が後ろ手にして立っていた。
こいつっていや好んでミニスカートを履くし、夏だから上着もチューブトップかなんか着ているのだろうか、エプロンに隠れて服なんざぁー見えてねぇし、綺麗な透き通るあいつの肌色の腕と膝上20cmほどまで見える生足しか覗いてねぇのな。
って……まさかな? つまりは妄想を膨らませるなら、漢のロマンがそこに立っていた。
裸エプロン。
はだかエプロン。ハダカエプロン。(重要ロマンなので三回言いましたが、なにか?)
まぁそれはないな。こいつの両親も居ることだし。
一見、裸エプロン姿にも見える美九音が後ろ手に恥ずかしそうにして、もじもじ立っているもんだから余計にそう見えてくる。
うわぁっヤベ、マジヤバイ。可愛すぎるぞ俺の嫁。
普段あれな美九音がデレるとギャップも手伝って余計に可愛く見えやがる。とても鼻からうどん垂れてたなんて思えない。
いや、ほんと物語開始早々、のろけみたいに可愛いの連発ですまん。
でもデレたこいつは、まだ狐耳だのもふもふの尻尾なんかは出してないんだぜ? 家にはこいつの両親、こいつが人間の胎内に逃げ込んだ際に憑依して十月十日の月日を経て美九音は生まれ直したらしいんだけど、その生みの親が小五音さんで、その旦那さんが環さんって言う人間界での美九音の両親になるんだが。
つまり美九音の人間界での両親もいるから、その人たちの前では決して狐耳だの尻尾だのは出さない。
今のこいつにそれが加わったら、どんだけぇ~って感じだろ?
いやほんと、いくしま童子事件後のあの時に『こんな恐妻嫌だっ』とか言ってた俺を殴ってやりたい、殺してやりたい。
美九音に言わせれば「あんた豆腐の角で頭打って二回死んだ方がいいよ」とか言うよな絶対。
「あ……うん。直ぐ行く」
「知泰? 朝ごはん、折角ウチが作ったげたんだから全部食べてね♡ 米粒ひとつ残すな皿まで舐めろいいわね? もしウチが愛情込めて作ったごはん残したら肉球ぷにぷに禁止だから、あと殺すから」
前言撤回っ! 先が思いやられる恐妻っぷりを発揮する美九音が振り返る。
もしかしてこいつって良妻? とか不覚にも思ってしまった俺の淡い夢と希望は一瞬であり得ない妄想だったことを気づかされ、漢のロマンは美九音が振り返った途端、彼方へ飛んで行き幻だったと気付くのだった。
To Be Continued
ご拝読アリガタウ
次回もお楽しみにっ!
S2になってもご意見、ご感想、評価大大歓迎です。
またお気に入りも大歓迎です。^^
「狐の嫁入りっ ちょっと? 九尾な女の子」で9月から始まるアルファポリスファンタジー大賞にエントリーしました。
以前に「からんちゅ♪魔術師の鐘」でエントリーしたこともあるので二回目なのですが、まぁ今回もチャレンジというか力試しというかのエントリーです。
無謀ですけども、他にも沢山の人気作品や良作がエントリーされますので、その中でどれ程までいけるのかな? とか知ることも今後の自分には大切ですので(笑)
本作品をご愛読の皆様、宜しければ応援してくださいね。^^
ではでは。




