12/09/16
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@n619321
◆世界設定◆
◇舞台◇
世界:〈エターナル〉
時間を司る〈時の神〉と空間を司る〈空の神〉によって開かれた多重世界タイプの次元の一部。中のヒト系生物――人族、エルフ族、ドワーフ族etc――には「〈時の神〉と〈空の神〉によって創られ、その4柱の子供によって管理されている」唯一世界として捉えられている。
作者および読者の皆様の住むココとは別の次元に属す宇宙のとある惑星。
地球の約3/5の大きさで自転、公転の周期は地球とはほぼ同じ。衛星は2つあるが一方は滅多に見えない。4つの大陸があり、それぞれな大きさは地球のオーストラリア大陸~アフリカ大陸ほど。
大陸:リスフィア大陸
レセビア大陸に隣接したやや小さめの大陸。
大陸中心部に霊樹族の住む広大な森があり、魔力の恩恵の強い土地であるため森の周囲には4つの大国――〈スロキア国〉〈シュベリエ王国〉〈ターヒル商業国〉〈スワ首長国連邦〉――がある。しかしその一方、いくつかあるその他小国も数は明確になっておらず、どこの国にも属していない土地も多くあり、まだまだ発展途上の大陸である。
《国家》
スロキア国:エルフ族が治める国で国民の99%がエルフ族残りの1%も他種族との混血が半数を占める。他国とほとんど交流を持たない。"霊樹信仰"という特殊な信仰をもち、多くが農業や畜産業で生計を立てている。太陽・月・星・大地・川・風・門・楔・弓・盾の10氏族がありそれぞれ担う役目を持つ。各氏族が領地を自治しているが、5年に1度建国祭が行われその時は10氏族の代表が会議を行い大まかな国の方針を決める。そのほかの年や細々としたことは行政担当の〈太陽の氏族〉主導で行われる。
シュベリエ王国:人族の治める国で人口の7割以上が人族。〈時の神〉と〈空の神〉を最高神とする"対神信仰"が主流で"王国聖教"においてはシュベリエ王族が〈時の神〉の祝福を受け、この地の統治する命を受けた一族であるとされている。王政ではあるが、いくつかの特別行政区がありその地区は半自治領となっている。人族優位主義で人族の国民には他種族を蔑視する傾向がある。
→シュベリエ王族・・・極めて高い魔力量とカリスマ性を持ち国民から高い支持を受けている。
→テクノリア特別行政区・・・大陸最高峰とうたわれる〈テクノリア魔術学院〉があり、魔術関係・学問に重点を置いた年である。人族優位主義が薄くエルフ族なども多く住む。
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*1 多重世界と唯一世界:一定の文明を持つ集合(例えば地球)全体を一個の
世界となる。このとき上位神1柱、または、中位神複数により創造・管理されて
いる1つの次元において相互干渉できる世界(たとえば、並行世界や他惑星)が
あるのが多重世界、一つの世界で次元が完結しているのが唯一世界。
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◇種族◇
《ヒト系》
人族:リスフィア大陸では最も多い種族。寿命は約60年と短いが、一人の女性が一生に産む子の人数は5~7人と多く、年々人口も増えている。汎用的な能力バランスであるがゆえに、個人の能力において他種族から抜きんでることはまずない。しかし仲間意識や組織体系の維持能力は強く、国などの集団をつくることにより大きな勢力となっている。また、創意工夫にあふれ多くの新技術をここ二百年ばかりで生み出している。〈結印魔術〉や〈汎用魔石〉を開発したのも彼らである。
エルフ族:体内魔力総量は人族の魔術師(並)の数百倍、魔力運用にもたけている。一方体力は多くなく、人族の一般人にも劣る。(最近は〈肉体強化の印〉を体に刻んで対処する方法が浸透してきている。)寿命は700年程度。個人主義だが、変化を嫌い他種族との交流をほとんど持たないため必然的に相互扶助するかたちとなり、現在の〈スロキア〉となった。しかし、国としてのまとまりは弱く、10ある氏族が個々の掟のもと、暮らしている。
ドワーフ族:寿命は400年程度。筋力が高く、背は人族の子供程度。体内魔力総量は人族の一般人とほぼ同等だが、〈魔術付加〉を得意とする。また多くのドワーフが冶金や鍛冶などを生業とし、品質は高く〈魔術付加〉された武器・防具は非常に高額で取引される。
獣人族:人族の知能と獣の身体能力をあわせもつ。人族に獣耳や尻尾を付けたような姿の人型と獣が二足歩行しているような姿の獣化型がある。身体能力が非常に高いが、魔力がきわめて少なく、魔石無しでは魔術が使えない。ほとんどがレセビア大陸からの移住者。
翼人族:人族に似た姿で背に翼をもつ少数種族。寿命は300年ほどでエルフ族に匹敵する体内魔力総量を誇る。〈リスフィア大陸〉の東方、〈レセビア大陸〉との間にある島に住み自給自足の生活をしている。自然、とくに海を荒す者を嫌い、力ずくでも自然を守る姿から”守り人”とも呼ばれる。知らない者には鳥系獣人族と混同されがちだが、翼人族はそのほとんどが青淡色の髪で金色の目なので見分けは容易。
《精霊系》
霊樹族:星と直接の〈魔力の糸〉を得ており、樹木でありながら高い知能をもっている。膨大な魔力により分霊を生み出すことで他種族との交流するが、一度に運用できる魔力の量は限られているので行動範囲も限られる(だいたい森のみ)。寿命は個人差が大きく数千年は生きるといわれている。
精霊族:精霊が寄り集まり物質化した、いわば精霊の高位種のこと。自身の魔力(=体)の代わりに魔素を操り魔法を行使する。現在リスフィア大陸にはいないとされている。
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*2 汎用魔石:精霊が宿り、系統の魔力を帯びた石である天然魔石の代用として開発された、純粋な魔力のみを込めた石(主に水晶や金剛石)
*3 精霊:空気中の魔力―――魔素が集まって微弱な思念を得たもの。性格によって火・土・風・水の系統が決まる。
*4 住んでいる島からほとんど出ず、島の周囲のみでしか守護行為が見られないので「テリトリーを守っているだけではないか。」という意見もある
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◇魔法・魔術◇
魔力・魔素:魔素は空気中の魔力のこと。魔力は科学的な実体はないが、大量に一ヵ所に集まると科学的法則に干渉する”歪み”を発生させる。”歪み”は世界に付加を与えるため世界は起きないはずの事象をおこし”歪み”を解消する。精霊が生まれるのもそのためであるとされている。
《魔法》
魔力により、言霊を具現化させる一種の能力。
原初魔法:自身の体内魔力を声に込めて発して、言葉の内容を具現化させる。理論的には可能とされているが、伝説・伝承に残っているのみである。
精霊魔法:主に精霊族が使う。魔素にの流れを操り、言葉で意味づけることで自然現象を発生させる。
種族魔法:その種族が本能的に習得、慣習的に行使している魔法。一種の習性ともいえる。
碧風式魔術:霊樹族キヨシとエルフ族ケントにより開発された。”魔術”の名を冠し、その形式を取りながら使用される”理”は魔法のそれであり厳密にはどちらに属するかは不明。今のところ”世界”は魔法とみなしている。特徴としては〈結印魔術〉や低位〈陣魔術〉のような発動法でより高い威力が得られることや、余剰となる歪みが0に限りなく近いことが挙げられる。
《魔術》
魔法が使えない物が魔力を糧に望む現象をおこすため技術。自然の法則から離れた願いほど多くの魔力が必要。
陣魔術:現存で最も古い魔術。円の中に文言や既定の文様を書き込んだ陣を媒介に世界おこしたい事象を示し、文言を読み上げ魔力を代償に世界に現象をおこさせる。現在は高位がほとんどで儀式などの自然法則に関さない願いを実現させるときや、大規模な天災レベルの現象をおこす場合に使われる。まれに低位を使用する冒険者もいるが使用魔力も多く陣が複雑なので、よほどの実力者のみである。
→空中展開式・・・自身の魔力により空中に陣を描き、簡易的な詠唱で発動させる。高度な魔力操作と正確な記憶力が必要。
→陣どり・・・魔術剣士が魔術陣の代替として踏む歩法。足の向きや歩幅、リズムの組合せによって意味をなす。
結印魔術:約二百年前に人族が開発した印と 音の組合せによる魔術。
陣より細かい制御がしやすいが、威力は落ちる。
印は事象の系統を示し、精霊や魔素を集め歪みをつくる。一方音は歪みを願う形に書きかえ、発動させる。基本、魔力によって印を描き、魔力を印に流し込みつつ音を組合せて発することにより現象をおこす。しかし、最近ではあらかじめ特殊な方法で印を刻み、魔力を込め始動の音を発すだけで発動するようにする技術も開発されている。
→魔術符・・・魔術印を1つないし複数書き込んである札状の魔術補助具の総称。材質によって強度・値段が異なり、紙は一度のみの使い捨て、金属だと10年ほどもつ。発動方法は〈結印魔術〉と同じ規定の音だが、詠唱を付けると威力が増す。
◇その他◇
魔族 :寿命及び発祥の地などは不明、精霊系の種族と同等の魔力量を誇る伝説上の種族とされている。が、実際は―――
(天界書房出版『下界の次元・世界図鑑~自動更新版~』より一部抜粋)
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