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とある高校の教室にて


「うわ、馬鹿だ。マジで馬鹿」

「いやいやいや、俺のせいか!?お前が言ったんだろ、郵便局の裏にあるでかい家だって!」

「俺が言ったのは、西あおい台!東じゃなくて西!」


「なに?何かあったの?」

「タツキが俺の家と間違えて他人の家に侵入したんだよ」

「おおお、ホントに馬鹿な話だった。よく警察に捕まらなかったな」

「死に物狂いで逃げたに決まってんだろ。確かにドア開いてたからって、勝手に玄関に入ったのは悪かったけどさぁ……奥から『みきこちゃん?みきこちゃんなの?』ってオバサンの声が聞こえてきて……慌てて逃げてきちゃったよ」

「みきこちゃん?柔道部副主将のお前のどこを見て、みきこちゃんだと思ったんだ?」

「さぁ?みきこちゃんも坊主頭なんじゃね?」

「つーか、ちゃんと謝ってこいよ。今ごろ不審者だと思われてるぞ」

「無理無理無理!怖い!」

「怖かったのは相手の方だって!」

「違うんだよ!あの家、変なんだって!金網に囲まれてたんだよ」

「金網?防犯の?」

「そうじゃなくて、いや、そうなのかもしれないけど、違うんだ」

「何が違うんだよ」


「だって、普通、家の内側を金網で囲わないだろ?」


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