表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ループから抜け出せない

作者: 愛妻弁当

あれはいつだったか、俺がまだ生きていた頃の話だった気がする。


んーとえーと、どうなったんだっけ?もうはっきり覚えてもないな。


そうだそうだ、通り魔に刺されたんだった。包丁でブスッとな。

動機は知らんが、まぁ快楽殺人者の部類だろ。多分


そんなすぎた話はどうだっていいのだよ。

問題はその先……まあ今のことだ。


俺はどこかでループしている。場所は知らない。

遠くの小屋であることだけはわかる。


そしてここには俺以外にもいる。

女1人に男3人……何やら話し合っている。

扉が開かないようだ

俺はこいつらを何回も見てきた、喋っている内容口から発せられる言葉の抑揚まで完璧に再現できる。


もう数えちゃいない、どうせ数えたところで意味ないさ。強いていえば300は超えてるか


こいつらが小屋の散策を始めた。

男、男、男女、俺に分かれている。

俺は気に食わなかった男女の方についていった。


しかし小屋、その小ささでは散策はあっという間に進んだ。

進展は見られなかったようだ。


そう思った時、一人の男が何かを見つけた。

それは地下に続く通路のような物だった。


これで出られるんじゃないか、そう思ったそいつらは中に入って行った、当然俺もだ。


しかし外には出られず、次に行き着いたところは小屋

先ほどと同じ小屋。信じられないと言ったのは表情を浮かべる5人…いや、4人になっていた。男が1人いなくなっていた。さっき来た通路をもう一度戻る。


今度な入念に。声を掛けながら、いろいろなところを訝しんで見るようにゆっくりと…次に上がってきた時には3人になっていた。また1人、男が消えた。


ついに男女3人になってしまった3人は動けなくなっていた。次にあの場所潜れば自分が…そう思うと足が動かない。動かせない。


痺れを切らした女が無意味に扉をガチャガチャと開錠を試みる。


無理なものは無理、女はやがて諦める。


男の方は女に提案した。もう一度あの場所へ入ってみ…ないか。女は拒否した、男の方は交渉した。手を繋いでいれば少しは大丈夫、だから頼む。


女は了承した。来た…このループは初めてだ。

女はここで絶対に拒否するループだった。しかし了承した。何かが起こる…


もう一度通路を通る。互いにガッチリを手を繋いでいる。これはきついな…


男の方が何かに触れた。男は思わず叫びそうな声を抑えた。女は気づいていない、男が感じたのは間違いなく死体。二つあった。


次に上に上がってきたのは1人…ではなく二人だった。

その瞬間、ガチャっとなる音がした。扉が開いたのだ

男女は歓喜の声をあげて急いで小屋の扉の方へと走って行き、女もそれに従うように走っていった。


俺も今しかない。そう思い、扉の方へと走った。







あれはいつだったか、俺がまだ生きていた頃の話だった気がする。


んーとえーと、どうなったんだっけ?もうはっきり覚えてもないな。


そうだそうだ、通り魔に刺されたんだった。包丁でブスッとな。

動機は知らんが、まぁ快楽殺人者の部類だろ。多分


そんなすぎた話はどうだっていいのだよ。

問題はその先……まあ今のことだ。


俺はどこかでループしている。場所は知らない。

遠くの小屋であることだけはわかる。


そしてここには俺以外にもいる。

女1人に男3人……何やら話し合っている。

扉が開かないようだ

俺はこいつらを何回も見てきた、喋っている内容口から発せられる言葉の抑揚まで完璧に再現できる。


…この話さっきもした気がする。多分だけど、はっきりと覚えているわけじゃないんだけど……


まあいいや、それで、どこまで行ったか…









ここまで読んでもらえるとは思いもしなかった。

最後までありがとー

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ