登場人物と各種設定まとめ
【登場人物】
・1話の主人公(表記:俺/彼/姪の幼なじみ)
現聖女の幼なじみ。ごく普通の男子高校生がごく普通の社会人になっただけの一般人。
・2話の主人公(表記:わたし/幼なじみ/娘/姪/現聖女/母体など)
魔力持ちの父親とごく普通の母親から産まれた、多大な魔力持ちの女子。
・3話の主人公(表記:私/叔父/お養父さん/次兄/前聖女の息子など)
魔王と前聖女から産まれた三つ子の次男。魔力が高く異形。
・4話の主人公(表記:私/魔王)
異世界の魔王。多大な魔力を持つ魔物。前聖女と現聖女の子どもの実父。
・5話の主人公(表記:幼なじみの父親/弟/三男/あの人など)
現聖女の実父。わずかな魔力を持つ魅了魔法の使い手。
・6話の主人公(表記:わたし/現聖女の娘/魔王の娘など)
現聖女が現世で産んだ娘。歴代最高の魔力を持つ。
【三つ子周り】
前聖女の息子たち。長男と次男が一卵性で三男だけ別。
長男は、長寿と少々の異形を受け継ぐ。魔力なし。身体が弱く幼い頃に死亡。
次男は、異形のほぼ全てと強靭な身体を受け継ぐ。魔力大。健康だが寿命がある。
三男は、ほぼ何も受け継がなかった残りカス。魔力小。言葉を介した魅了魔法が使える。
長男は幼くして死亡。三男は唯一使用できる魅了魔法により無意識に人の心に手を加えながら生活していた。基本的に魔力が高いほど寿命が長いが、長男と次男は一卵性なので寿命と魔力が分かれてしまっている。
長男は表面上は弟を大切にしていたし弟たちも長男のことは大好きだったが、長男は次男に対してのみ愛憎の感情を持っていた。長男が死ぬとき次男に「弟を頼むね」と言い残したせいで次男は尻拭いが使命に。長男が弟を褒め可愛がった結果、弟は自信過剰な性格に。
三つ子の育ての親について。三男は育ての親のことを祖父母と言っているが正しくは母親の妹夫婦である。母親は転移当時の姿のままだが、妹は正しく50年分老いている。
【設定】
・時間の流れ
おおよそ現世の10年が異世界の100年分に相当。
・聖女
膨大な正の力を秘める赤ん坊(勇者)を宿す母体。聖女自身も膨大な魔力を持つ。
聖女(勇者)は基本的に痛みも恐怖も感じず死なないが自分よりも強大な力を以て死ぬことができる。
聖女の血筋によって得意な魔法は違い、現聖女一族は言葉を介した魔法が得意。
長男の言葉は魔力なしによるものなので大した効力はないが、多胎児である兄弟相手には過剰な効力を発揮してしまった。三男はその力で無意識に人を魅了し思い通りに操っていた。10年前時点の現聖女はまだ完全には発現していない。
帰還後、言葉を失った現聖女に執拗に話しかけられたことで、幼なじみくんは干渉を受けてしまっている。叔父よりも現聖女の方が魔力が高いため、叔父の力では上書きできていないし叔父も気付いていない。どのような干渉を受けたのかは分からないが、今後、普通の恋愛はできないようになっている等、恋愛ごとに関連するもの。
・魔力の強さ順
現聖女の娘
魔王
現聖女
三つ子の次男(現聖女の叔父)
前聖女
現聖女の息子(勇者)
異世界の人々
三つ子の三男(現聖女の父親)
現聖女の幼なじみ・三つ子の長男【魔力なし】
・“何もない空間”
異世界転移と途中で通る”何もない空間”によって母体が作り替えられるため、長寿や健康、言葉など便利なものが与えられた。これは聖女自身と胎児に作用している。
魔力に関しては聖女(魔王)の血筋。
“何もない空間”=聖女=母胎、産み落とされるのは聖女=勇者=赤ん坊。表裏一体の関係。
“何もない空間”と自分が同一であることに気が付くと精神崩壊が起こってしまう。