10/22
究極の選択
「なぁ佐藤、もし大切な友人と恋人が川で溺れていて、自分には一人しか助けることが出来ないとしたら二人のうちどっちを助ける?」
「難しいですね…。うーん…恋人は一時のモノ、友人は一生のモノと言いますし僕は友人を助けますかね」
「佐藤よ、お前ならそう言ってくれると思っていたぞ。親の会社が倒産した。友人の俺を助けてくれ」
「すみません先輩、彼女いなくて強がってました。だからその土下座やめてください」
「頼む!なんだったら俺がお前の彼女になるから!」
「よーし先輩、もう少しそのまま土下座していてくださいね」