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国連脱退
『連盟よさらば! 連盟、報告書を採択し我が代表堂々退場す』
朝の優雅な時間を新聞の一面が飾る... そしてこの男
大日本帝国 特別参謀 黒田純がそれを眺める
「わかっていても、これは変えられないか.... 」
満州を中国に返した上で日本を含めた外国人顧問の指導下で自治政府を樹立する
ようにする、 国連の判断はそうだった。
実際は、満州国にいた欧州のスパイが仕掛けていたのだ、満州国には
豊富な資源があり、日本のこれ以上の成長を防ぐために行ったとの
諜報部の見解だった。
「遅かれ早かれアメリカは戦争を仕掛けてくる。」
黒田は参謀室で好物の羊羹を食べながら深く深呼吸した
「至急、陸軍、海軍、空軍 の各大臣 そして三菱野を技術者を呼べ、
戦争の準備を始めるぞ」
「ハッ!」
秘書の山口が返事をした。
「長い長い戦争がはじまるか.....今度こそは変えてみせる今回は知識が前とは段違いだからな」
黒田は不敵な笑みを浮かべた