その13:ネットと虚言
体重が久々に85㎏を割りました。
84.5㎏。
ここのところ銭湯に通ってるのですが、そのサウナでストレッチしているのがいいみたいです。
もちろん筋トレも継続中。
少なくとも腹筋は固くなってきてます( ´艸`)
さて、話転じて、表記の「ネットと虚言」。
今、色々あって、このことについて考えてます。
具体的には「どうしてネットだと、こんな簡単に他人の発言信じるの?」ってことです。
思い出すのが昔のネトゲのギルドの話。
ギルドにAという女性がいました。
このAのリアルはかなりかわいく、ギルドでは凄まじい争奪戦が繰り広げられてました。
しかしある日、仲のいい男性プレイヤーBから相談を受ける。
「実は俺、Aと付き合ってるんだ」
「へえ、よく争奪戦勝ち抜いたねえ」
「それで相談があるんだけど……Cっているじゃない?」
「うん、こないだオフ会に来たよな」
話を聞くと、CがAに猛烈なアタックをしてるとのこと。
それだけなら「御勝手に」ですが、具体的な話に入ってからがひどい。
「まずCは自分のことを超絶美形と説明してて」
「はあ?」
いや、ごめん。
実物見たけど、雰囲気含めて完璧なるブサメンでした。
それを「超絶美形」と名乗れるなんて、どんな神経?
この時点で嫌な予感しかしなかったのですが……。
詳しく聞いてみると、ヤバいくらいの虚言の嵐。
Cが女にモテまくっていて、切っては捨て。
そこは実物見てなかったら信じたかもですが。
現在の彼女とやらが、集団レイプされて心に傷を負ってエイズになってどうのこうの。
それでCが相談を受けて仕方なく慰めてやってるとか。
(「やってる」とか上から目線風なのはC本人そのままの物言いです)
本当だったらかわいそうだけど、それって「恋空」とかその類の話だよね!
で、CはAに「彼女に別れを告げようとするとリストカットして手が着けられなくなる。だけど別れる勇気がほしいから、俺とつきあってほしい」。
よく考えるものだと感心しました。
しかもAは「Cは苦労しててかわいそうな人」と全部信じてしまってました。
その一方でCはAに対し、脅迫など含め、明らかな迷惑行為を繰り返している。
つまりCはAのストーカーなのですが、恐怖だけでなく同情もあるから、これまで黙っていたとのことでした。
なんて見事なマインドコントロール。
メールやログの保存をする様に伝え、今後は「きっぱり拒否しろ」と告げました。
Aは言われた通りに。
するとCは逆に「Aにつきまとわれて困ってる。俺、彼女いるのに」と、女性DとEに話す。
今度は「彼女が誰よりも大事」云々。
他にもAを敵視し、自分を正当化するための嘘を並べ立てました。
ただ客観的な立場で聞けば荒唐無稽な話ばかり。
まさか信じないだろうとタカをくくってたら……信じちゃいましたよ(;´Д`)
DとEは、Aに「Cが鬱になってるから、もうつきまとわないで」と告げました。
鬱になってたのはAの方。
それなのにこんなこと言われたらたまったものじゃなく、心折れてしまいました。
あまりにむごいので、仲裁に入ることに。
まずAから預かったログを元に、DとEに筋立てて説明しました。
ここでDは風俗嬢、Eは某帝大卒の秀才
経歴からするとEの方が理詰めが通用しそうなのですが、逆でした。
Dは「Aの言い分はもっともだと思う。ただCは友達なので、仮に嘘だとしても追い詰めたくない。解決策を考えたいから時間がほしい」
双方に配慮した模範的な答えだと思います。
一方のEは、何とか当方を論破しようと懸命でした。
もうどっちが嘘かはわかってる、だけど認めたらCを信じてしまった自分を否定することになる。
つまりプライドが邪魔してます。
ただ「Aを信じたわけじゃないけど、黙って様子を見る」まで持っていったので、よしとしました。
二人を固めたので、今度はC。
「ストーカー防止法違反で警察に届け出る。チャットログもメールも全て保存してある」と通告。
自分が何をやっていたかの自覚はあったのでしょう。
全ての嘘を認め「二度とつきまとわない」と約束。
翌日ギルドを退会しました。
これで問題は解決したのですが……。
Cの自白を聞いたEが逆ギレします。
「友達を信じて、何が悪いんだ!」と。
やりこめられたと思ったのでしょう、当方はEから絶縁されてしまいました^^;
しかし不思議なんですよ。
Eはリアルキャリアウーマン、割とドライな現実わかったタイプ。
「友達を信じて、何が悪いんだ!」
とてもこんなこと言いそうにないんですよね。
それ以前に、ここまで見え見えの嘘をどうして信じる?
……ネットだからとしか言いようがないですね。
当方も少しは気持ちがわかります。
リアルで気を張ってると、息を抜く場所が欲しくなりますから。
しかも相手が嘘吐きだったとして、自分に実害はない。
それなら信じてもいいかってなりますから。
あともう一つ。
「もっともらしい嘘」を息を吐くようにつく人はいっぱい知ってます。
でも「明らかな嘘」を息を吐くようにつく人は初めて見ました。
だから「すぐバレる嘘をつく人はいない」→「だから本当」という思考プロセスになってしまうのかもしれません。
Dがまともな対応だったのは、それこそ色んな人間を見てるからなのでしょう。
友達だから味方になったけど、信じていたわけじゃない。
かと言って、嘘と報されてなお、Cに優しさを見せてる。
学歴じゃ人間量れないよなあと思わされた一件でもありました。
【本日の体重】
84.5㎏
【食べたもの】
プチワッフル9個
オランジーナ1.2リットル




