表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
秘密の関係  作者: もっち
第一部
9/46

2人の絆

ショッピングモールに着き、約束通りいろんなお店を回った。

雑貨を見たり、服を見たり。マリーがさりげなく手を繋いでくれたことが嬉しくて、つい浮かれてしまった。


すっかり暗くなり、空港に向かう途中。

マリーが、急に手を引っ張ってどこかへ行き始めた。


「えっ、マリー?遅れちゃうよ?」

「まだ間に合うから、急いで。」


マリーが向かった先は、ジュエリーショップだった。


「わぁ…綺麗だね。マリー、いつ調べたの?」

「いつだっていいでしょー。ほら、見よう?ペアリングとか!」


少し照れながらそういう彼女に 笑ってしまった。いつも照れると少し大きな声で誤魔化す所は変わらない彼女の癖。懐かしいな…。


2人で選んだのは、シンプルなデザインの指輪。文字が刻印できるみたいだったけど、英語は苦手だったからマリーに任せた。

凄く真剣な顔をしながら選んでいるマリーを、こっそり写真に収めた。忘れないように大切に、特別なボックスに入れた。


「知華、できたって!」

「見せて!…わぁ、綺麗!文字はなんていれたの?」

「…えっと、それは自分で解読!私からの課題♪」

「えぇ…マリーの意地悪。…えっと、“You are always on my mind”は…『いつもあなたを想っています』か…。……マリー?」

「正解、さすが知華ね。…一回外に出ましょう?」


2人でお金を払った後、私は言われるがままにジュエリーショップから出た。


「知華、右手貸して?」

「え、うん…。…!」


白くて細い彼女の指が私の右手の薬指に絡まり、ペアリングをそっとはめた。


「…はい。知華、私にもつけて?」

「…うん、じゃあ、マリーの右手貸して…。」


震えながら彼女の指にそっと指輪をはめる。彼女が付けると、指輪は一層輝いて見えた。


「ありがとう、マリー…。とっても綺麗。」

「でしょう?私と知華で選んだんだから当然なんだから。…そうでしょう?」


そう言って私を見るマリーの目は涙で溢れていた。


「マリー…っ」

「いきなりごめんなさい…でも、私忘れないから。知華のこと、ずっと想っているから…っ」

「私も…。私も、マリーのことずっと大好きだから…!」


そして、私達は泣きながらキスをした。お互いを深く刻み付けるように、何度も唇を重ね合わせた。泣き止んでから、手を繋いで空港に向かった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ