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秘密の関係  作者: もっち
第一部
8/46

別れの朝


…来て欲しくなかった、別れの日。

ついにやってきてしまった。…マリーがアメリカに帰る日。


『土曜日、時間まで一緒にいられない?よかったら朝、9:30に学校前で。』


そんなメールを受け取ってしまっては、行かないわけにはいかない。いつもより少し可愛い服を着て、いつもはしないメイクをして。


…最後の時くらい、いいよね。


そんな言い訳みたいなことを心の中で呟き、遅れないように急いでいたら約束の時間の30分前に着いてしまった。


「早かったかな…。」

「知華っ!きてくれたのね、嬉しい!」

「ひゃあっ!なっ、何?マリー、驚かせないで…。」

「いつもの知華より可愛いわ。似合ってる♪」

「あ、ありがと…。」


後ろから飛びついてきたマリーに驚いたけど、可愛いって言ってもらえて照れてしまった。

そういうマリーも少しメイクをしているみたいだし、それにいつもよりすっごく可愛い。

考える事は一緒なのかな、なんて思ってしまって、少し嬉しくなった。


「どこへ行く?」

「そうね…じゃあ、ショッピングモールがいいわ!ゆっくりいろんなお店を見ましょう♪」


私達はのんびりとショッピングモールへの道を歩いた。マリーの横顔がとても綺麗で見惚れていたら、たまたま振り向いたマリーに怒られてしまった。

照れながら怒っていたから迫力は全然なかった。こんなこと言ったらまた怒られるだろうけど 怒った顔も可愛くて、いつまでもこんな時間が続けばいいのに、と願った。

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