告白
「こんなところにあったんだねー、ケーキ美味しかった!」
「ふっふっふ、凄いでしょ♪最近できたみたいでね、安くて美味しいからたくさん食べちゃうんだ!」
「加奈…それ太るやつ…。」
「わぁん 知華がいじめるー!」
紹介してくれた場所はケーキがとても美味しくて感動した。加奈がいつもより楽しそうで、私は久しぶりに大声で笑った気がした。
「知華、ストレス発散になった?」
「うん、できたけど太りそうなのが心配かな。」
「知華は太ってもかわいいよー♪羨ましいわぁ。」
「またそんなこと…加奈の方がかわいいって。」
「ふふー ありがと♪でも知華が可愛いっていうのはほんとだからね♪」
そんなことを言って笑いあって、すごく楽しい時間を過ごせていたから、加奈が突然言った言葉に頭が付いていかなかった。
「ねぇ、知華。マリーちゃん?のことで悩んでたんでしょ?」
「…加奈、なんで…。」
「…前話してくれたよね。知華が女の子を好きになっちゃうこととか、高校の時マリーちゃんって女の子と付き合ってたこととか。」
「うん、話した。…あってるよ、加奈凄いね。…マリーと連絡が取れなくてさみしい、辛いって思って、ずっとあの子のこと考えてたの。」
「…こんなこと言うのも悪い気がするけど、マリーちゃんより、もっといい人が近くにいるよ。」
「…え?どういうこと…?」
「…知華が好き。」
思わず歩みを止めて隣を見ると、加奈が目に涙を浮かべて私の方を見ていた。