ロード05:ゴロツキと貴族
今回は変なのも混ざってますが気にせずにw
では続きを
一応手続き完了でカードをもらい、外に向かおうとすると。
目の前に二人ほど現れる、服の格好がどうみてもゴロツキみたいなやつらだ。
「坊主、金持ってるな~俺たちにも分けてくれよ」
「ガキがそんな大金もっちゃいかな~」
なんとも面倒なやつらだ、ほかにも難にかの冒険者たちがいるが無視してるみたいだ。
そういえば、最初に一定のお金を取得すると起きるイベントがあったな。
これもそうだろう、面倒だからつぶすか。
「断る、おっさんたちも子供からカツアゲなんてして恥ずかしくないの?」
その言葉を聴いた他の冒険者たちは吹いたのだ、笑いをこらえた声が何個か聞こえる。
笑い声を聞いて二人は真っ赤な顔してる、怒ってる怒ってる。
「うるせい!ガキがつけあがりやがって!!」
「力づくで奪ってやる!」
俺をつかみかかろうと二人して俺に向かってくる、その動きは遅くゆっくりと感じる。
『神眼』の情報からしてレベル10程度の雑魚だ、ちゃんと仕事すればかなり儲けになるのに。
掴み掛かるおっさんたち攻撃をよけて鳩尾辺りを殴る、殴った後が問題だった。
二人とも浮き上がるとそのまま床に叩きつけられる、おっさんたちは何がおきたのか解らないまま気絶させられたのだ。
周りで見てたやつらも驚愕な顔になってる、普通なら俺が捕まると思ったのだろう。
あれぐらいの雑魚につかまるほどぬるい鍛え方してない、転生後よくあるイベントでぜったいに1~2人の犠牲が出る。
しかし転生者は軽くあしらえる、相手を単純化して倒すのが普通からだ。
俺は二人を抱き合うようにしてから手足をしばりつける、男と抱き合う光景なんて女以外みたくない。
そのままほっぽっていくが、後ろから黄色い声がきこえる。
ある意味女性受けするのはどの世界でも同じかもしれんからだ、俺には関係ないことだ。
「おまたせしました、いきますか」
「なんか騒がしいようだったが?なにかあったのか?」
「ミルさん、わからないほうが幸せって事もありますよ」
「・・・・801」
「セリスさん・・・」
「え?なにそれ」
「知らないほうが幸せ・・・」
「ですね」
俺とセリスさんは哀れみと慈しみに近い目になってミルさんを見つめながら、領主の屋敷へと向かう。
+=+=+=+
町の規模からしてかなりの大きい屋敷、下手すると城に近いのじゃないかってくらい大きい。
実際ここがまだ村だったころは長老の屋敷程度だった、大きさもそこら辺の家より2倍大きい程度だった。
今じゃ立派な貴族が住んでいそうな屋敷だ、この町が発展したのはどうしてってかは後で聞くか。
俺と二人の姫騎士が屋敷の前に来ると、そこには門番の騎士らしいやつがいる。
「きさまのようなやつは帰れ」
「いきなりそれですか・・・・」
どうやら連絡がちゃんとされていなかったのか、目の前の門番の騎士に追い払われている。
ミルさんセリスさんも姫騎士っていっているが、どうもこの騎士は頭が固いようで取次ぎをしない。
ほかの騎士たちはいないようで、なんとも嫌な展開だ。
「だから、領主と姫様に取次ぎなさいって何度も言ってるでしょ!」
「取次ぎはしない、今は要人がこの家に滞在中だと言うことで取次ぎは一切しないことになってる」
なんとも石頭なやつだな、仕方ない取次ぎをしないなら呼びつけるだけだ。
俺は自分のスキルの一覧を検索している、『簡易声連絡』と言うやつを使うことにした。
フレンド登録、もしくは一度会った人にだけ送る簡易の連絡手段。
『交信電話』や『画像通信』などもあるが、姫様とは友録していないので。
「『姫さん、屋敷の前まできているのですが。門番が入れてもらえないので、領主に言って入れるようにしてください』
っと、送信」
「あのカミザキ殿?何をしているのです?」
「ん?姫さんに伝言送ってるの」
「そんなことできるのですか?」
「簡単な通信スキルだよ」
そうこうしているうちに屋敷の方から3人の騎士がきた、その顔は血相をかいている。
門番の騎士は何事かと思い、騎士の方へと向かうとかなりの剣幕で怒られてる。
どうやら前の男が隊長クラスの男だろう、門番は怒られたことにすごく真っ青になっていた。
「カミザキ様、本当にこの者が無礼をして申し訳ございません」
「いいよ、彼も仕事なんだから」
「恐縮です、では姫様がお待ちになっておりますので」
「了解」
3人の騎士を先導してもらいながら、屋敷へと入っていく。
外以上に趣味に走った成金の家、テレビでみたことあるような感じだ。
中世期の感じがあるが、飾ってある物がマッチしてないのだ。
金をかけたぞ~っていってる物が多く、色彩が変に混沌としてるのだ。
騎士ならこういうのは甲冑や武器とかで、無骨だが一環してるので安心する。
中には派手だが、すずめの涙程度の価値しかないのもあるくらいだ。
「こちらです」
ひとつの部屋へと入れられた、そこには姫さんと騎士が数人そしてここの主がいる。
貴族と姫様、これほどドブ池と涼水の違いに近いそぐわない二人だった。
この屋敷と同じくらい見栄で着飾った貴族、かたや自然に気高さがある姫様。
俺的には貴族より、姫様についていってしまうだろう。
後ろにいる姫騎士の隊長さんが、なにやらすこぶる不機嫌なのは貴族のせいだろう。
「お待たせしました、カミザキ様をお連れしました」
「ありがとうございます、大儀でした」
「は!もったいなきお言葉」
案内してくれた騎士は深く頭を深く下げてから部屋から出ていく、領主より姫様の方が人徳があるようだ。
貴族は俺のことを見てみすぼらしい冒険者だとおもってるのだろう、ってか目がそう言う目をしてる。
しかし姫様がいる限り変なことはできないだろう、だがこいつは何か考えてる目をしてるな。
「この者が英雄と同じとされる人なのですかな?姫様」
「ええ、間違いないかと」
「ですが私は信じられません」
姫様もすこし眉をあげてる、その後ろにいる騎士たちは殺気が漏れ出してる。
俺を認めないって事は姫様を侮辱するに等しい、この貴族はどうやら姫様とは違う派閥なのだろう。
「だったら試してみるかい?貴族さんよ」
俺が口を開いた、魔力をある程度開放してスキル「威圧」を発動したのだ。
姫様や巫女騎士たちは青い顔をして俺を見ている、俺の実力を知ってるからだろう。
騎士の何人かも動けないで青くなってる、もちろん貴族も俺をみながら青くなってる。
カンストした「威圧」はある意味神族やドラゴン種族の威圧と同じくらいだ、一般人に使えば気絶するほどだ。
貴族は変なプライドだとおもうが一応保ってる、それとも俺のことを鼻を明かせると思ってるのだろう。
「よ、よかろう。私の騎士の中でも選りすぐりと戦ってもらおう」
「一人じゃ意味ないから数人連れてこい、なんなら冒険者も雇っていいぞ」
「私の騎士はそこら辺の冒険者より強いぞ、なめるでない」
「威圧」をといてから姫さんの方をむいて、にっこりと微笑みながら。
「ってなわけで一応戦うことになったけど、異存はないよね?」
「え、ええ。ですが怪我だけは気をつけてください」
「ん、ありがとう」
俺が再びにっこりとすると、姫さんは少し顔真っ赤になる。
周りにいた巫女騎士たちもだ、なんでみんな真っ赤なんだ?
貴族は近くにいた騎士に話かけている、準備するためだろう。
そして俺は今後トラブル事が多くなるのを、この時点ではまだ知るよしもなかった。
>SAVE
どんな複線になるかは知らない~w
どうも俺はあっち系はあまり知らないけど・・・
まだ0ズの方が・・・・w
では次回「ロード06:対決と悪意」
さ~お前の悪意をかぞえろ!