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合流
「なにしてる。早くいくぞ」ムーさんがそういいながら壁?のようなものを破壊した。
壁の先には何もなっかった。いや、正確には白い風景しかなかった。
「あ、あの…」俺が言い終わる前にムーさんは外に飛び出した。
「ん?なんだ?」
「メ―さんはどこに?」
「それならここにいるだろ?」ムーさんが背中を指さすとそこには手のひらサイズのずんぐりむっくりした生き物がいた。なんだかぷにぷにしてそうでかわいいな。
「ちょっと薫君今ずんぐりむっくりした生き物がいるって思ったでしょ。私だから。メ―さんだから。夢の世界に入るとこうなっちゃうだけだから。ちゃんとレディーとしてあつかってね。」
心の中でも覗かれているのか?とりあえずその場は愛想笑いして誤魔化しておくとしよう。