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 「そろそろ時間だね。実は申し訳ないんだけど、君の手にも石があると思うんだよね。僕はもう願いを叶えることができないから次は君が僕の代わりにしなくちゃいけないんだ。ホントにごめんね。もう一回ここに来るかもしれないけどそれは君が力を受け継いだってことになるから。」歩夢は淡々と説明するが内容が頭に入ってこない。俺が混乱しているうちにいつもの帰路に戻っていた。

 家に着き状況を整理する。

 ①歩夢がいなくなる②もう一度あの部屋に行ったら俺が次の願いを叶える者になる③叶えるたびに自分の記憶がなくなる

 余計にわからなくなる。どうしようもないことなのか?何か解決策はないのか?考えれば考えるほどどうしようもなく分からなくなっていく。何もできない虚無感に駆られながらその日は就寝した。

 翌日学校に行くと、クラスのみんなから少しもてはやされた。今日がみんなと会える最後かもしれないから盛大に調子に乗った。昼休みになると例の二人が俺のところに来た。「お、いたいた昨日はありがとな。おかげで逃げ切れたわ。それで、何かお礼がしたいんだけどなんかほしいものとかあるか?それにしてもなんか体調悪そうだけど大丈夫か?」ほしいものなんてないからかわりに昨日のことを聞いてもらった。


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