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学校にて⑤

 ようやくたどり着いたなここまでに結構かかったが本番はここかぁとりあえず図書館に入るか。

何とも言えない緊張感と気だるさが押しをせてくる。「とりあえず上から探すために二階に上がるか」

 扉を開けるとそこには本の壁が詰まっていた。

いや、詰まっているのレベルではないな『圧縮されている』といったほうがいいだろう。人が二人は入れるかどうかの幅で縦に並んでいる迷宮と言われるほどか?。ただ本棚の壁が高すぎて先まで見えない。二階に上がる螺旋階段が長すぎるとは言っても10メートルくらいだろうか。「さて、ここからここからファンタジーコーナーが見えるかなあああとっととあ、ㇲ-、やべ、おっきい声出しちゃった」逃げるかそう思ったその時、1階の童話コーナーにいた司書さんが足音を立てずにまるで滑るかのようにこちらに向かっているのを確認してしまった。

浮き出る血管、獣を狩るような眼光、痙攣する口元。うん、めっちゃ怒っている。

しょうがないじゃないか先に来ていた野球部と図書委員会と美化委員が不審者をめぐって戦っているんですもの、そのすぐわきで陸上部はチャンスを狙って隠れているし不審者に至っては縄で動けないように縛り上げられたうえに口もふさがれている。この状況でどうやって不審者だけを連れて警察の所まで行けと?無理だろ!

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