君との出会い
「きみは何を願う?」春の心地いい風に優しい光が病室に差し込む。
歳は15くらいだろうか僕をまっていたのは白い浴衣に左手の甲には紅い石が埋め込まれていた少年だった。
僕はさっきまで学校から下校している途中のはずだった。それが気が付いたら見知らぬ部屋に見知らぬ人何が何だかわからない。僕が混乱していることなんか気にせず彼は言った「ここに呼ばれたということは僕は君の願いをかなえなくてはいけない。さあ君は何を願う?」いまだに訳が分からないしかし彼の悲しそうな目に僕は思わず答えてしまった「きみと友達になりたい」我ながら何を言っているんだろう初対面でここがどこかも知らない、帰れる保証なんてどこにもないのに。そんなことを思っていたら彼はフフフと笑った。「きみ面白いねたいていの人は『帰らせてとか金持ちにしてくれとかいうのに』」確かにそれは僕も思った。だけど君の表情見ていたらとっさに出てしまたんだもの条件反射みたいなものが出てしまったんだもしょうがないよね。
「いいよ君の友達になってあげるしかし困った本当はこの紅い石を使わなきゃいけないんだけどまあいいか」
彼が何を言っているのかがよくわからなかったがとりあえず友達になれたようだ。
ただの学生の暇つぶしです。