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これは、知っているのに知らない君と3年越しにまた恋をする涙の物語  作者: 雨夜かなめ
1章 僕の知らないキミ
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知っているような...

カーテン越しに太陽の光が差し込んでいる。

私は、自然と目が覚める。


部屋にかけられた時計を見ると7:00を指していた。

いつも通りの時間に起きることができた。


カーテンを丁寧に開けると太陽の光が少し眩しい。今日は雲ひとつない快晴だった。

入学式が快晴なんて運が良いな。


「ん〜」


私は、気持ちの良い朝に睡眠で凝り固まった体を「ぐーっ」と伸ばす。


とりあえず、顔を洗いにいこう。

洗面台に向かって、洗顔液を手に取り丁寧に顔を洗う。


その後、化粧水、美容液、乳液を順々につけて顔を保湿していく。

いつものルーティーンなので手際よくおこなう。


近くにあるクローゼットを開け、汚れないよう袋に入れておいた制服を取り出す。


「ん〜、すごくいい香り」


最近買った柔軟剤のいい匂いがふんわり香る。


「私も今日から高校生か〜。」


制服を着ると今日から、私こと望月小雪は高校生なのだと実感が湧いてくる。


時間には余裕ができるよう早く起きたのでゆっくり朝食の準備をする。

食パンを焼き、手際よく野菜を切る。今日の朝食はサンドイッチ。


父は転勤が多いので私は1人暮らしをしている。

1人のことが多かったから自分で朝食を作るのは当たり前のことになっていた。


朝食のお皿を持ってリビングの机に置く。


「ピ」


テレビをつけるといつものニュース番組がやっていた。


「おはようございます。4月8日のおはようテレビです。さて、今日のニュースは...」


そんな音声を聞きながら窓から見える富士山をみる。

今日は雲ひとつない綺麗な富士山だ。


そんな景色を眺めながらサンドイッチを口に運ぶ。


「うん。今日もうまく作れた。」


サンドイッチはいつも作っているから今日も美味しく作れた。


朝食を食べ終え洗い物を済ませたら8:00になっていた。

そろそろ家を出なければいけない時間だ。


肩まである長い髪を櫛で溶かして整える。


ある態度準備ができ、靴を履き学校に向かう。

河口湖沿いを歩き涼しい風を浴びながら、家から徒歩10分くらいのところにあるバス停に向かう。


少し張り切りすぎて早く家を出たおかげかバスの中は私以外に4人ほどしかいなかった。


バスから降りて、正門を抜けると名前が書き出されたクラス発表の名簿があった。

私は望月小雪(もちづきこゆき)という自分の名前を探す。


あった。1年2組だ。


この学校は富士山が綺麗に見えると有名だと聞いていたので、クラスからの眺めが気になる。

早速、下駄箱で靴を履き自分のクラスに少し早足で向かう。


「ガラガラ」


「すごくきれい...」


教室のドアを開けると絶景だった。


家で見る富士山よりも全体がよく見えてとても綺麗だった。

口が少し開いてしまい見入ってしまう。

窓を開けると暖かい風が吹き込んできた。


この学校にしてよかった。

入学早々そう思った。


早く学校に着いたからまだ新入生は誰もいない。

独り占めだ。


20分もすると新入生がぼちぼち教室に入ってくる。


そんな時突然、教室のドアが開く音がした。


「バン」


教室に大きな音が響き渡った。


それでも、私は富士山をずっと見ていた。

そのくらいに学校からの景色は美しかった。

なぜだか、何度も見て来た山なのに美しく見えた。


「小雪。小雪だよな?」


え?なになに?


私の名前だ…

父の転勤が多く引っ越しが多かった私は学校を転々としていた。


だから、この学校に私を知っている人がいることにとても驚いた。

知り合いかと思い思わず振り返る。


知らない人だ…

なんで私の名前を突然?


あれ?

でも、どこかであったよな…


私のまったく知らない人だし、記憶もない。

でも、なぜかその顔が何度も見たように思える。

自分でもわからない。

絶対会った事はないはず。

でも、何か突っかかるものがある。記憶に霧がかかっているみたいに思い出せない。


まるで、何度も会ったことのあるような感覚がある。


「ごめんなさい。どこかでお会いしましたか?」


私は、そう確認する。


「え…?」


その男の子は混乱したような、なんとも言えない顔をしている。


「バタン」


その直後、その男の子は突然倒れた。

ちょうど教室に入って来た男の子がそこに駆け寄っていく。


「おい!大丈夫か??」

「とりあえず、俺が保健室に連れていく。誰か先生が来たら倒れたことを伝えておいてくれ」


そのまま、男の子を抱えて教室を後にした。

嵐の過ぎ去ったような静けさだけが教室に残った。


みんな、名前を呼ばれた私の方を見る。

私は恥ずかしくて愛想笑いをして席に座る。


結局、私の名前を読んだあの男の子が誰なのか、なんで私の名前を突然読んだのかわからないまま終わってしまった。


始業式が終わり昼食の時間になった。


「小雪ちゃん。お昼、一緒に食べよ」


席が前の女の子が突然話しかけてくる。


「私の名前、なんでわかるの?」


特に自己紹介はまだしていないはずだけど…


「だって朝、男の子にそう呼ばれていたでしょ?」

「初日からあの男の子はやるね〜。」


「それは…忘れてほしいというか…」


私もよくわからないけど恥ずかしいのは確か。


「わ〜照れてるかわいい」


顔から火がでそう。


「あ、ごめん。自己紹介がまだだったね。私の名前は、赤杉詩乃(あかすぎしの)よろしくね。」


この女の子は赤杉詩乃さんと言うらしい。

例にならって私も自己紹介をする。


「私の名前は、望月小雪。えっと、赤杉さん?よろしくおねがいします。」


初対面だから一様、苗字で呼ぶ。


「詩乃でいいよ!私も小雪ちゃんって呼ぶね。こちらこそよろしくおねがいします。」


かしこまったようにお互いお辞儀をする。


「ふ..」


同級生なのに真面目な感じの挨拶をしたのが面白くて、思わずお互いクスっと笑ってしまう。


「よーしー。ご飯食べよー!」


詩乃と笑い話をしながらご飯を食べた。


ご飯を食べ終えた私達は一緒に帰った。

私が家に着いたのは13:00ごろ。


入学式早々、張り切りすぎたのか家に着いた途端身体に疲れがのしかかってくる。

少し寝よう。


人見知りの私にも友達ができてよかった。

あの朝の子、不思議な男の子だったな。


でも、正直ちょっと怒っています。

詩乃と仲良くなれたのは良かったけど、クラスの注目を集めて、初日から変に目立ってしまったな。


私の名前を呼んだことには、何か理由があるかもしれない。

明日、少し話してみようかな。


そんなことを考えつつベッドに横たわり目を閉じる。

"作者からのお願いです"


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面白くないけど最後まで読んだから、星ふたつ

頑張ってるから、星みっつ

こんな感じで大丈夫です。


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