表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
これは、知っているのに知らない君と3年越しにまた恋をする涙の物語  作者: 雨夜かなめ
1章 僕の知らないキミ
18/54

同じベッドで

風呂から上がると望月さんが1人椅子に座りながら、窓から都会の景色を見ている。


一緒に風呂に入ったあとに、面を合わせるのは少し恥ずかしい。

さっきまでは真っ暗で顔が見えていなかったから。


「湊音くん、えっと、さっきは…」


俺が風呂から上がったのに気づいたのか、望月さんが申し訳なさそうな顔をして話しかけてくる。


「何か飲む?」


冷蔵庫を開けながら、それを遮るように話す。


「え、じゃあお水で」


水と自分の分の飲み物を持って、望月さんの前の席に座る。


「ほい」


机にお水を置く。


「ありがとうございます」


さっきの出来事もあってか、望月さんは居心地が悪そうにしている。

本人も少し出過ぎた事をしたと反省しているのだと思う。


「望月さん、都会にくるの初めて?」


とりあえず雑談でもしようと思い、話題を切り出す。


「はい。ちょっと調子に乗り過ぎている気もします」


望月さんの顔が暗い。


「初めてなんだから、そんなもんだろ」


「でも、さっきのことも…嫌でしたよね。無理やり入らせる感じになってしまって」


望月さんが、今にも泣きそうな顔でさっきの過ちを反省する。


「いいんだよ」


包み込むように望月さんを抱きしめる。


「よくないです」

「湊音くんの優しさに漬け込んで、あんな事をした私は悪い子です」


そんなことない。


「本当にいいんだよ」

「それに嫌なわけない」

「可愛い子と風呂に入れるなんて最高だろ」


冗談混じりに少し笑って慰める。


「湊音くんは優しすぎます…」


「そうかもな。望月さんにはついつい優しくしてしまうな」

「でも、その分俺も望月さんから優しさをもらった」

「その分の、お返しをさせてもらっているだけだよ」


そう。

初めて出会った時、赤の他人の俺を何もわからないのに優しく包み込んでくれた。

その分のお返しをしているだけ。


「じゃあ、もう少しこのままでいてもいいですか」


胸の中で泣いている望月さんをそっと優しく抱きしめる。


数十分後。


「望月さん、もう大丈夫?」


泣き止んでいるようだし、ずっとこうしているわけにはいかない。


「もう少しだけ、もう少しだけですから」


「明日、お店を見にいくんだろ」

「早く寝ないと」


「あ、そうでした」


そう言って、俺から勢いよく離れる。

よかった。

いつもの望月さんだ。


「よし!今日は一緒に寝るか」


そう提案する。


「ちょっと、それは、恥ずかしいです…」


「一緒に風呂に入ったのに、何言ってんだよ望月さん」


先に布団に潜る。


望月さんはその場をウロウロしているが、観念したのか布団に入ってくる。


「湊音くんは本当に優しいですね」


「なんのことだ」


「ふふ、なんでもないです」


一緒に寝る提案をしたのが、風呂を誘ってきた望月さんを慰めるためだとバレてしまった。


「電気消すよ」


電気を消して同じ布団にくるまり一緒に寝る。

平気の顔をして一緒に寝ているがもちろん俺も恥ずかしい。

というか、多分俺が一番恥ずかしい。


明日は、望月さんのショッピングに付き合う予定だが、この調子だと寝れそうにないな。


"作者からのお願いです"


おもしろかった、続きが読みたいと思われた方はブックマーク、評価をお願いします。


面白くないと思われた方も面倒でしょうが評価での意思表示をお願いします。

面白くないけど最後まで読んだから、星ふたつ

頑張ってるから、星みっつ

こんな感じで大丈夫です。


どんな形でも評価をくださるとうれしいです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ