次は ニワ
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改めて、考えよう。
もし、この電車が事故ったならば…自分にはどのような未来が残されているのかをね。
生きて助かる事はできるのか?
そのまますぐに死ぬことになるのか?
どういう風に死んで、どういう風に片づけられるのか。
どういう風に助かって、どういう風に救助されるのか。
…その全てってきっと、その状況を実際に味わった人にしか理解できない苦痛というのが、あるのかもしれない…。
例えるならば…原爆の被害というものを、私たち若者らは語り継がれていく断片的な記録や記憶でしか知ることができないように…
私たちは、想像を絶するような…命に関わるような傷を、痛みを知る事なんて、容易にはできない。
でもそれが…ありがたいんだけどね。
…しかし、きっといつかは俺にも体験する日が来るのかもしれない。
明日には、難病が発症するかもしれない…明後日には、ベッドから動けないかもしれない…明々後日には、、、うん、キリがないね。
でも…できれば、、このまま苦しむような悲劇は起きないで欲しいなって…そう感じてる。
死ぬ時は、苦しみたくないからね。
…何の話だっけ?
人の痛みを理解する事は、難しい。
貴方も、私も。
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