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第31話 (仮称)チームみたらし団子②

21時更新予定です。

 虎と狼のミッツ&ナッツがホクホクで帰ってきたのは、日が暮れて他の冒険者達が夕飯の晩餐にぞろぞろと酒場に集まってくるのと同じ頃であった為、そのまま、夕食の流れになった。


 話はそのときに遡る。


「何やっ発情した雄の臭いがするなぁ?」とカットレイが2匹の獣の雄を見下げ、いじり倒していたが、丈二の視界に現れた2匹もより親密になっていてイラっとする。


 カットレイから、話し合っていたチームの提案について、ミッツ&ナッツに伝えて貰うこととなり、丈二はその間に、視界のふたりの相手をするため席を立ち、裏路地で煙草に火を点ける。


『んで、この面子と組むことになったのは賛成ー。やっぱMMORPGはギルドよなぁー。』

『そっすねそっすね。操作する側としては腕がなるってもんス!プレーヤースキル見せたるっす!』


『なぁ…俺のこっちでの異世界サバイバルはゲームじゃねぇんだが…。で、何で堕女神様は俺の親友の膝の上に座っているんだ?』

『それは朝まで膝枕してあげたお返しっすよ~。ねージンジン!っす。』


『さいですか…。』


 堕女神の行動にイライラする。

 が、それを八木に見透かされ、彼から質問が飛んでくる。

『まぁまぁ。そんなんより、そのミックスナッツのふたりは職業とか何なん?それに、じょっちゃんのこの状況を何処まで話してるん?こっちとしては、オールオープンが一番操作しやすい。』


『そ…操作。まぁいいや。職業は俺も知らんから色々と聞くので好きにまとめといてくれ。で、俺が迷い人であるってことは、正直話していいのか迷っている。というのか話していいのかわからない。ケレースその点どうなんだ?』


 サニーに聞いてもいいのだが、カットレイと話し込んでしまった為、回復に努めると自室で寝ており、今は相談が出来ない。


『え?別に言っていいっすよ?理で言えない事以外は、別に秘密なんてないっすから。問題は、信じてくれるかそれだけっすよ。珍しいから見世物にって売られたとしても、それは自己責任!みたいなもんっす!』


 いちいち五月蠅いなぁと思いながらも、秘密じゃないなら話そうと思っていることを告げる。ふたりの協力者も同意してくれたため、まずは、迷い人…異世界人であることを3人に話すことに決めた。


 ※ ※ ※ ※


 戻った丈二は3人に聞く。

「どうだ?チームの方針はあれでいいか?」

「「「ええで!!!」」」


 ブレない三位一体だなぁと感心する。

 それを見ながら、やっぱりこいつ等ならいいかなとカミングアウトを始める。

「いいかな?ひとつ俺の秘密を伝えておく。後で知られてもつまらんからな。」


「秘密かいな?」

 カットレイが少し複雑そうな顔をする。


「ああ。まず昨日の戦いの最中と夜の祝賀会中にカットレイには伝えてあるんだが、俺の固有スキルは、情報を得るものだ。実はこのスキルは生まれ持って得たものではない。女神に頼んで貰ったものなんだ。」


「実は俺…異世界人なんだ!」と言おうとしたら、八木から待ったがかかる。


『じょっちゃんちょい待ち。論より証拠。軍手持っていたら片方を誰かに渡してみ。』


 取り合えず、言われた通り軍手の片方を、まずはカットレイに渡す。


『んで、軍手を装着させたら耳元に持っていくように伝えて。で、じょっちゃん交渉術をON。』

『お…おう。』


「その軍手を、こう手に付けて耳元に手を持って行ってくれ。」

 丈二は、スキル交渉術を使い、八木に言われた通り、自分も実演してカットレイを誘導する。


 カットレイが手を耳に当てると八木が話し出す。

『もしもし?』

『な…何や!って、もしもしって何なん?』

『ごめごめ、挨拶みたいなもん。えっと。僕、丈二の親友の八木といいます。カットレイさんはじめまして。』

『だ…誰や!ワシの名前を知ってる?って怖いわ。』

 そんな、びっくりしたカットレイに対して、八木は淡々と冷静に説明を始める。


 その裏で、軍手を通じてで異世界人と日本にいる人が話をしている状況を目の当たりにした丈二が、開いた口が塞がらず固まっている。

 軍手も同機してるってのもわかるんだよ?てか、何で軍手で通話可能になるって気が付けるんだこいつは…。


 初めは、信じられへんと言っていた彼女も、論より証拠であった。

 実体験をしていることは体験者自信が否定できない。あの騒がしい竜人族が最後は「ふんふん。そか、そやったんやなぁ」と丈二を哀れむ始末。


 それを、ミッツ&ナッツにも行って無事説明終了。


 なんかね…3人が涙目でこっち見てるよ。

 いやね…もうそこまで悲観的じゃないよ僕?


 ふと、魔力量が減っているのに気が付き、交渉術を使っていたことを思い出す。

 あぁ交渉術って…この場合でも有効なんだな。と思いながら、このことにも八木の適応力に感心をさせられる。


 彼はスキルがなくても何時も丈二を納得させる。それに交渉術が加わるんだから、こいつらも納得させられるわなぁと、丈二は目を細めた。




 ※ ※ ※ ※


 しかし交渉術ってすげえなぁ。


 →ON

「にいちゃん辛かったんやなぁ;;」

 →OFF

「何やっ!慰めて欲しいんか!そんなん自分だけやあらへんで!」

 →ON

「ワシらが守ったるさかいなぁ;;」

 →ケレース

「何や貴様!やるんか!お?おもてでぇやあああ!」


 …交渉術すげえなぁ。。。


「続きが気になる!」「面白そう♪」など思われましたら、下記にあるブックマーク登録・レビュー・評価(広告の下にある☆☆☆☆☆→★★★★★)をいただけると、嬉しいです♪


今後の執筆活動の励みになりますし、この作品の展開を考える参考にもなりますので、よろしくお願いします!

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[良い点] 最後笑いました(笑) [一言] 毎日頑張って更新してくれてるので、寝る前か出勤時に助かったます!ファイトです。
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