第11話 旅立ち
これにて第1章箱庭編完結です。
「さて、いらない情報は処理したことだし。そろそろ出発したいと思います。」
ケレースのデータを消した丈二は二人の女神に告げる。
「消されちゃったっすか~酷いっすねぇ…。絶対後悔するっすよ。」
ケレースがぷんぷんと怒ったジェスチャーをして云うが丈二は無視して二人にお礼を言う。
「お二人ともありがとうございました。元の世界に戻れる何かを達成したら、また会い…。いえ。オプス様またお会いしましょう。」
「は?ど~ゆ~ことっすか!」
「こちらこそ良い出会いでした。では最後の最後に、あなた達をお送りする場所についてです。」
オプスは地図の映像を出す。
「この世界にあるオールス大陸には、中央にフィディーエ、南方にロームス、西方にベリーア、北方にサビーニ、東方にラティールと5つの国が隣り合っています。」
各国を指しながら説明を続ける。
「その内、ロームス王国の南方にフィルムという街があります。その近郊の川沿いの草原に送ります。この辺りに送る理由は、比較的治安が良いこと、コモンウルフが生息しているため、狼の姿のサニーを丈二が連れていても、隷属していると皆が思い怪しまれない為です。」
少し地図を拡大し示す。
早速の情報なので瞼に焼き付け質問をする。
「概ね、この地図で見てどのくらい距離となるのでしょうか。」
「そうは遠くない距離にはしますが、人目には触れないほうがよいでしょう。10km程度は歩いていただくことになると思います。」
「ありがとうございます。地図のスケールが気になったので質問しました。大体理解しましたので問題ありません。」
笑顔でそう答える。
「では、時間です。あなたの新しい世界での人生に幸あらんことを~~~。」
―――女神オプスから眩いばかりの光が丈二とサニーを包む。
「本当に本当にありがとうございました。『目標を達成するには、全力で取り組む以外に方法はない。そこに近道はない。』を肝に銘じて頑張ってきます。またお会いしましょう!」
「元気でやるっすよ~~~!ぷw」
最後に見た二人の姿…いや、堕女神の顔が最後の最後まで何か…あぁ不安でしかねぇ。
※ ※ ※ ※
―――目を開けるとそこは、透き通った小川の横に広がる草原であった。
「ここが新しい世界か~。」
大きく伸びをして、緊張をほぐす。
傍らには銀色に輝く美しい毛並みの狼がいる。
「サニーさんよろしくお願いします。」
≪こちらこそ。よろしくお願いします。≫
こうして、一人と一匹の旅は始まるのであった。
[目標を達成するには、全力で取り組む以外に方法はない。そこに近道はない:マイケルジョーダン]
第1章最後まで読んでいただきまして感謝感謝です。
早いスパンで2章を上げていこうかと思いますので、引き続きお願いいたします。
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