王宮にて
よぉ俺優生!わけあって異世界で魔王退治にいくことになっちまったんんだ!かぁー!魔王ってどんだけ強いんだ!?俺わくわくっぞ!
「んふっ」
「なに気持ち悪い声出してんのよ気持ちわるい」
「なして2度言った!?」
「そ、そんなことよりも2人はこれから何か予定とか決めてたりするんですか?」
「そんなことって!割と大事なことdっ」
「はいはい、そうねとりあえず私は町に降りて散策かな?衣食住が保証されてるにしろ、この目で見て色々把握しとかなきゃね」
「さ、流石は生徒会長は異世界にきてもぶれませんね...」
「友香子知ってるか?こいつは真面目っていうんじゃないぜ、石頭っていうんだぜ?テストに出るから覚えておけよ?」
「あんたはあと何万発脳天に衝撃を与えれば学ぶんでしょうね?ね??」
「あ、あはは・・」
あの召喚から数刻、俺たちはこれからの事を王様に聞いた。なんだかんだ俺たちは召喚者。異世界の事なんてさっぱりわからない。ここは国のトップであろう王様か横にいるあれかそこにいる男にでも聞けばいいだろう。
まず衣食住である。これは王様自身が身元請負人になってくれるそうで、心配はご無用とのこと。
金銭面についてもある程度は考慮してくれるようだ。どうしてここまで待遇をよくしてくれるのかはわからないが、まぁ俺たちが”勇者”だからなのだろう。
「俺はそうだな・・・あ、そうだ!異世界と言ったらやっぱりギルドだろ!」
「! ギルド!いいですね!私も後で伺ってみましょう」
「わかってるじゃん友香子ぉ!やはり持つべきはラノベ友だな」
「あなた達の世界にはついていけないわ・・はぁ、それはそうとして優生。友香子。何かあったらこのペンダントで連絡しなさい。いや、定期的にしなさい」
「あ、そういえば宰相さんから頂いてましたねこれ」
「ん?あぁこれか。便利だよなぁ異世界携帯よりも楽だよなこれ...」
王様との話し合いの中で”緊急用”兼”連絡手段”としてペンダントをもらった。鎖はやけに高級感を醸し出してる、銀ってやつなのかな?ペンダントの宝石のはめ込む部分には鮮やかに輝くルビー。
王様曰く、これに魔力を注いで魔方式を起動させると同じものを所持している者と連絡がとれるそう。ほんと便利だね魔法具。もはやハリー〇ッターの世界だよ。
梨華や友香子ははしゃぎまではしないものの、見た感じ嬉しそうにしてたので満更でもなかったのだろう。
でも、俺は正直そこまで嬉しくない。いや、語弊があるな嬉しいっちゃ嬉しい。綺麗だしなんかかっこいいし。魔力だの通信だの厨二心がくすぶられるからな・・・宝石の中心にかかる黒い靄が見えなければの話なんだけど