英雄。“問題児”を教育する。
古貴族が軒並み処分されたと記載された情報誌をズィルバーは読んでいた。
「呆気ないものだな」
「威張り散らしている貴族が爵位を下げ、一部の領地を没収されるとは」
「憐れ」
「でも、始末したのはティアのお父さんだけど、それを決定づける証拠を見つけたのって……」
「ああ、僕らだ。だが、それがなんだ? 喧嘩を売ってきたのは向こうだ。僕らがどう返礼されようが自業自得じゃねぇのか?」
シューテルの言ってることはズィルバーも納得している。
(きっかけを与えたのは俺たちだけど、自分から喧嘩を売っといた知らんぷりは通用しない。必ず、どこかでツケが来る。それだけのこと)
「これで、向こうも躍起になることだろうね」
「あり得そう」
「これだけの仕打ちを喰らえば、自分たちで殺そうと暗躍するはず」
ズィルバーの言い分にニナとナルスリーが同意する。
「大丈夫よ。その点は問題ないわ」
遅ればせながら、ティア殿下が執務室に入ってきた。
「ティア」
「問題ないとは?」
「古貴族のほとんどは資金の没収上に田舎の領地に飛ばされたそうよ」
「左遷か」
「皇帝陛下も思いきったことをやるね。古貴族の力を満遍なく削ぎ落として、地方に飛ばすとは」
(これでしばらくは、連中も大人しくなるだろう)
「彼らに加担している貴族も軒並み、爵位と領地、資金を取り下げたらしいよ。取り下げた取り分を爵位が低くて能力のある貴族に回されるって話」
ティア殿下の話を聞き、フゥ~ンとズィルバーたちは納得する。
「まあ、とりあえず、俺たちは普段通りに行こう。風紀委員の勧誘もしないとな」
「この一ヶ月で新入生も学園生活に慣れてきたところだ。そろそろ、勧誘してもおかしくねぇな」
「でも、方法はどうするの? 全員で新入生を見て回って、片っ端にスカウトするの?」
「それだと不公平感が出るし。バラツキが出るぜ」
「かと言って、半年前と同じことをしても同じじゃない」
「こっちの負担が大きいだけ」
「う~ん。悩みの種ね」
ズィルバーたち全員で新入生の確保を考え始めた。
「急いては事をし損じる。試行錯誤で頑張っていくしかない」
「だな」
ズィルバーの考えに皆、了承し、頷いた。
「あと、アルスたちの教育もある。一つずつ問題を解決しよう」
という方針になり、今年度の風紀委員も遅ればせながら始動することになった。
暗殺者から暗殺宣告をされてから一ヶ月が経過したところで、ようやく、俺たち風紀委員も業務を再開した。
「さて、まず、最初はアルスたち新入生の教育だな」
「誰に任せようか考えているの?」
「一応、考えている。でも、当人たちが納得するかは別として、俺が考えた人選はこれだ」
俺はティアにアルスたち新入生の教育担当者のリストを見せる。
俺が考えた人選はというと。
アルス・ファングの担当者:ナルスリー・リアナ
スカイの担当者:ノウェム・Y・アルア
ヒガヤの担当者:カナメ・Q・ジャクソン
スカーの担当者:ヤマト・J・オデュッセイア
マサギの担当者:リリー・U・マート
ブラウンの担当者:リエム
アキトの担当者:ヒロ・P・クシャトリヤ
ライナの担当者:シューテル・ファーズ
アスプロの担当者:ハクリュウ・ドラルゴ
ルラキの担当者:シュウ・レオルス
アクアの担当者:サカキ・エヴァン
フレイの担当者:ガル・シャアール
ウィリデの担当者:ヴァンプ・ファーニル
フェオンの担当者:トルル・ルイルバ
セフィラの担当者:メリア・デュアノス
「といった人選にしたんだけど。ティアは、この人選に問題はないか?」
俺はティアに聞いて見るも、彼女は“問題ないわ”と答えてくれた。
「一応、委員会の掲示板に貼りだしておいといたけど、ナルスリーたちから反感がないかなって思ってさ」
「朝、掲示しているのを見たけど、皆、問題なかったそうよ。でも、新入生たちはちょっとね」
「誰が誰なのか分からないからか?」
「そんなところ」
「だよな……」
そこが一番のネックなんだよな。教育とはいえ、一個うえの先輩に反感を持つかもという可能性もある。
「まあ、実際、試してみるか。試行錯誤しないと分からないこともあるし」
「そうね。実際、やってみるのもありだと思うわよ」
ティアも試行錯誤する提案には賛同してくれた。
ズィルバーが決めた人選通りにアルスたち新入生の指導に回り始めたナルスリーたち。
マンツーマンの形で彼らは学園の巡回警備に回っている。
「私たちの基本は学園の巡回警備」
「こんなことをして、ためになるのか?」
アルスは巡回警備をする意味を聞いてくる。
「ためになるわ。風紀委員の基本は規律ある学園生活を送ること。特に新入生の間では自分が特進クラスないしは、成績優秀クラスになれなかった逆恨みに成績優秀クラスの商人や庶民の子供に八つ当たりなり、いびり散らすことが常よ」
「貴族って無駄に偉そぶっているよな。僕。貴族のそういうところが嫌いだ」
「ズィルバーはどうなの? 彼も貴族の子供だが?」
「あの男は違う。偉そぶっているより、謙虚に見えた。だから、普通の貴族とは違うなって思えた」
「まあ、ズィルバーは五大公爵家の一角、ファーレン公爵家の跡取り。ティアは皇家出身。自分の血筋を見せびらかすより、謙虚なところを見せる。だから、周りの生徒からも不思議がられてもおかしくない。実際、私も初めて会ったときは不思議な人って印象を抱いたから」
「フゥ~ン」
アルスは巡回警備をしつつ、ナルスリーの話を聞いていた。
(あの男。部下からは、そんな風に見られているだな。僕には不思議でしょうがない)
「さて、話を戻すけど、巡回警備の基本は生徒間での暴動を抑えること。そして、暴動した生徒の名前を聞いて、リスト化しておくこと。あと、何回か暴動する生徒はブラックリスト入りにする。この理由は分かる?」
「検挙しやすくなるから?」
「半分正解」
「もう半分は?」
「本当に犯罪者になりかねない生徒をあぶり出す」
「ん? どういうことだ?」
「人というのは大きく分けて二つのパターンに分かれる。いい人ぶってる人ほど、悪党でしかない。逆に悪人と思われている人ほど優しい。人の本性が見え隠れしているそうよ」
「ふぅ~ん。あんたはどっちなんだよ」
「私は後者かな。ほら、風紀委員って腕っ節が求められるじゃん。皆、変わったところで我が強いでしょう?」
「まあ、確かに……暗殺する前に調べたけど、意外と我の強い部分があった」
「それに風紀委員がなかったら、私たちは意外と“問題児”よりよ。ズィルバーなんて、変化のない学園生活に飽き飽きして、いろいろとなにかしそうだし」
「確かに、あの委員長。そんな感じがする」
笑みを漏らすアルス。ナルスリーはアルスの笑みを見て、クスッと笑う。
「なんだ?」
ナルスリーが笑ったのが不服だったのか。不機嫌な物言いをする。
「いえ、アルスも子供っぽいところがあるのね」
「な、なんだよ!? 急に!?」
急に茶化されてテンパってしまうアルス。
「いや、アルスって、無理に大人っぽいところがあるでしょう。だから、子供っぽいところが新鮮だなって思って」
「悪ぃかよ。子供っぽくて」
「ううん。私はアルスの子供っぽいところは好きかな?」
「ッ!?」
この時、アルスは胸中でドキッと胸を高鳴らせた。
しかも、アルスにとって、誰かに褒められるとか、好きと言われるのは初めてであり、余計に気持ちを高鳴らせてしまった。
「どうしたの?」
ナルスリーは顔を赤くするアルスにヒョコッと顔を見せるように話しかける。
「ッ!?」
しかし、アルスはナルスリーに惚れてしまったことを知りたくなかったからか。さらに羞恥で顔を赤くして。
「何でもない」
「本当に?」
「本当の、本当だ!」
アルスは言い返して、脱兎の如く、走り去ってしまった。
走り去ってしまうアルスを尻目にナルスリーは“どうしたのかしら?”と首を傾げる。
でも、周りの生徒たち。特に場所が二学年の廊下だったのが痛い。アルスがナルスリーに惚れてしまったのと、ナルスリー自身が変なところで天然なのを知った。
もう一人の注目の新入生、ライナ・ハサンはシューテルと一緒に巡回警備に回っていた。
「巡回警備が多くないか?」
「学園に広さを舐めてねぇか? これだけの規模を数人で見て回れるか。普通は十数人で巡回するのが基本だ」
「なるほど」
「それに基本は二人一組で行動するんだ。一人でやらせようなんてことはしねぇよ。理由が分かるか?」
「一人で対応できる範囲を超えてるからか?」
「そうだ。学園の治安維持をするには、それだけの権限がいるんだが、なにしろ、風紀委員は半年前にできたばかりでな。巡回業務も未だにできてねぇ部分がある。学園の生徒たちに、その穴を突かれてしまうことだけは避けてぇんだよ」
「なるほど」
ライナはシューテルの説明を聞き、一人、納得する。
「あと、この頃の一学年はなにかと、問題を起こすんだよ」
「身分が違うのに、成績優秀じゃないクラスへの不満か?」
「ああ、実際、そういったケースは後を絶たねぇんだ。ったく、そんなことをしてる暇があったら、学を詰めるなり、剣の腕を磨くなりすりゃいいのにな」
シューテルは頭を掻きながら、悪態をつく。
「なんで、それをしないんだ」
「僕に聞くんじゃねぇよ。そういうのはズィルバーやティアに聞くんだな。貴族じゃねぇ僕らが、そんなことを考えたって無駄だろう」
「それもそうだけど……」
ライナは貴族の子弟が無関係な人にちょっかいをかけて、いびり散らすのが気にくわないようだ。
「言っておくが、僕らがそんなの一々考える必要はねぇ。そういうのはズィルバーとティアの仕事だ。僕らは日常の業務をすればいいんだ」
「それは分かってるよ」
でも、不服なのが否めないライナ。
「言いてぇことは分かるが、それは胸の内に仕舞っておけ。どうせ、もう一方の仕事で、それを発散できるからな」
「どういうこと?」
「調べてるか知らねぇが、僕らは風紀委員だけじゃなく、白銀の黄昏としての仕事もある」
「白銀の黄昏。第二帝都の治安維持のために組織された」
「ああ、基本はハクリュウたちがしているが、万が一のため、僕らが動くようになっている」
「いいなぁ~」
「仲間外れ感を思ってるところで悪ぃけど、風紀委員に在籍するにあたり、オメエも既に白銀の黄昏の一員だ」
「えっ?」
ライナは既に自分が組織入りしていたのを今になって知る。
「知らねぇから教えておくけど、ズィルバーが委員長でいる間は表では風紀委員。裏では白銀の黄昏として動く。もちろん、ダミーっつうもんも使うがな」
「学園の生徒たちは、このことを知っているの?」
「一部はな。大半は知らない」
「ふぅ~ん」
「さて、巡回の続きだ」
と、言って、シューテルはライナを連れて、巡回警備のイロハを教えた。
ナルスリーたちが、アルスたちの教育を開始してから一週間が経過した頃であった。
アルスたちも徐々にだが、風紀委員としての仕事が様になってきた。
ただし、彼らが一番したくないこと。それは――。
「なんで、書類仕事をしないといけないんだよ!?」
「文句を言わない。これも風紀委員としてやっていかないといけない業務だよ」
“うがー”ッと発散したくなるアルスに文句を言うライナ。
彼女とて。この手の業務は得意ではない。でも、苦ではない。やってみたら、楽しいと思えるぐらいだ。
しかし、アルスは違う。
アルスは机の上でジッとしていることがとことん嫌いな性分だ。
それは同じ暗殺者として生きてるマサギ、スカー、アキトも同じ性分であった。
今にでも、投げ出したいところなのだが。ここで投げ出せば、先輩にして、指導官でもあるナルスリーたちになんて言われるかたまったものじゃない。
特に、アルスは、この一週間、ナルスリーに過剰に意識してしまっている傾向にある。
それはもう、ライナたちにも普通に気づけるぐらいに。
(アルス。ナルスリーさんへの意識が異常に高すぎる……)
(っていうか、普通に僕たちでも気づけるほどのわかりやすい狼狽えっぷり……)
(あれでバレないと思っているのなら、相当なお人好しね。もしかしたら、女の子の肌を見るだけでも慌てふためくのかしら?)
ここで、暗殺者でもあるブラウンが、暗殺者として一目を置くアルスの意外な弱点を見つけた気がした。
「とりあえず、先輩方に用意してくれた分だけは頑張りなさい。これが終われば、“後は自由にしていい”って言っていたから」
「……そうだな」
アルスは泣き言を言いつつも、懸命に書類業務に勤しんだ。
ここで甘えつかせない辺り、ライナはリーダーの素質があると思われる。
同じ暗殺者のブラウンもライナが暗殺者とは違った素質、才能の片鱗を垣間見た気がした。
書類業務を終えたところで、自由時間になった。
だが、自由時間になったとはいえ、時間帯にして夕方。
講義を受けて、風紀委員の業務をしてからの自由時間。しかし、明日のことを考えるとなると、個人での自由時間なんて少ない方だ。
「はぁ~、自由時間が少ないのもつらいな」
「アルスは文句ばっかりね。よっぽど、裕福に育てられたのか?」
「勝手に次期当主に祭り上げられて、言われたことばかりをこなす日々。殺しも言われたとおりに完遂しないといけない。普通の生活を送ってみたかった」
アルスは今までの自分の人生を振り返り、毎日、暗殺のための英才教育を受けていた日々。狂気な愛情に飽き飽きとしていた。
古貴族の依頼とはいえ、一個上のズィルバーの暗殺依頼で来て、学園に入れると思ったのはアルスにとって、小さな夢でもあった。
殺しの世界、闇の世界に鬱屈としていたそうだ。
アルスの願いみたいなことを聞いてしまったライナやマサギたち。彼らは意外そうな顔をする。
「なんだよ」
アルスは不貞腐れた顔をする。
「いえ、暗殺界隈の頂点に君臨するファング家の跡取りが、そんなことを言うとは思わなかった」
「好きでもないことをするのって、意外と精神にくるものだぜ」
「ふぅ~ん。私は殺しをしなければ、生きていけなかったからしていたけど、強要される殺しってものも確かに、どうかしてる」
「だから、僕らをここに置かせた、あの男。ちょっと、どうかしているよ」
「確かに、普通、暗殺者を自分の下に就かせるなんてバカなことをしない。変な委員長ね」
「でも、そんな委員長の下に就いている僕たちもどうかしていると思うけど? 変っていうなら、僕たちも変だよ」
マサギに、そう言い返されて、嘆息をついてしまうアルスたちであった。
「とりあえず、身体を動かしてくる。ずっと、書類とにらめっこしていると身体が凝っちまう」
アルスは、そう言って、執務整理室を出た。
彼は、その足で鍛錬部屋へと向かう。
鍛錬部屋の前に来て、中に入ろうとするも、先約がおり、アルスは思わず、出入口の前に隠れ潜み、そっと覗き込む。
鍛錬部屋にはナルスリーが一人で黙々と剣の修練に励んでいた。
素振り、払い、袈裟懸け、突き、ありとあらゆる動作に無駄がなく、流麗に見えた。
覗き込んでいたアルスですら、ナルスリーの剣を見て、思わず
「綺麗……」
と、声を漏らしてしまった。
「フッ、ハッ、ヤッ――」
剣の修練に励むナルスリー。
しかし、途中で動きを止め、剣を下ろす。
「ん?」
覗き見しているアルスはなぜ、動きを止めたと疑問符を浮かべる中、ナルスリーは出入口に目を向けずに声を飛ばす。
「覗き見していないで出てきなさい!」
「ッ!?」
(バレてる!?)
アルスは自分が隠れてたのをナルスリーに気づかれ、一寸だけ息を詰まらせる。
「ちぇ、バレちまってたか」
アルスは物陰から姿を見せる。ナルスリーも姿を見せたのがアルスだと知り、ハアと息をついた。
「覗きとはいい趣味じゃないわね」
「悪ぃ。誰がいるのか気になってな」
「別に恥じてるのを言うつもりはないわ。でも、覗かれると気になってしょうがないのよ」
「あと、いつから気づいていた?」
「あなたが“綺麗……”と言った辺りからよ」
「聞こえていたのかよ!?」
(だったら、その時に声をかけろよ!)
アルスは文句を言おうとしたが、咄嗟に目を逸らした。
しかも、若干、顔が赤くなる。
ナルスリーは剣の修練をしていたので、汗を掻き、風紀委員の制服が身体に吸い付き、余計に身体のラインが扇情的に見えてしまっているためだ。
ただでさえ、スラリとしているナルスリーの身体つきが、よりくっきりと見えてしまえば、アルスだけじゃなく、男の連中は意識してしまう。
「ん?」
でも、ナルスリーはアルスがなぜ、目を逸らすのかがわからず、首を傾げてしまう。
これをティアやニナが見れば、“ナルスリーはちょっと天然”と言われてしまうだろう。
「どうした?」
疑問符を浮かべたまま、アルスに近づくも彼は、つい、ナルスリーの扇情的な身体つきを見てしまったのを思いだし、カアッと顔を真っ赤にした。
「何でもありません!」
叫んで、踵を返して、鍛錬部屋に入らず、廊下を走り去っていく。
ナルスリーは走り去るアルスに疑問符を浮かべるも、続けざまに入ってくるニナがナルスリーにタオルを渡す。
「汗ぐらい拭きなさい」
「ニナ」
「自分の服ぐらい見なさいよ」
「え?」
ニナに指摘されて、ナルスリーは自分の服を見る。汗でべたついている風紀委員の制服を見て、彼女自身も顔を赤くする。
「ま、まさか……」
「バカ。タオルぐらい持っていってから修練にしなさい。春になったとはいえ、身体を動かせば汗が出るんだから」
「もしかして、アルスが踵を返したのって」
「汗でべたついたあなたを見たからよ」
「そ、そうだったの」
ナルスリーはニナに指摘されて、頭を抱えた。
「普段なしっかり者なのに、変なところで天然よね」
「う、うるさい!」
「まあ、それに気にしてしまった。アルスも初心ね」
クスクスと微笑んでから、ニナは鍛錬部屋を出て行った。
「気にしてしまった。どういうこと?」
ニナが出ていった後、ナルスリーはニナが言った意味が分からず、顎に指を当てて、疑問符を浮かべた。
一年ぐらい付き合うズィルバーとティアでさえ、ナルスリーが自分の恋愛という一点において、鈍感であることを知っていた。
それは、後に他の一学年の皆にも知られることになるだろう。
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