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オオカミと赤ずきんは恋をした

作者: トコロテンの天ぷら

処女作です。拙い文章ですがよろしくお願いします。


むかしむかしの物語。

不思議な森の中に赤い頭巾を着ている女の子がいました。

「んー、?何かいるの?」

近くにある木の影で黒い何かをみつけました。

「まさか、オオカミ?」

少女が住む村では、この森には悪いオオカミが出るの村で有名でした。

オオカミはそこから逃げようとしました。

しかし、少女がオオカミに小さな美しい花を差し出しました。

オオカミは小さな声で

「ありがとう」

と言いながら花をもらいました。


不思議な森の中で優しいオオカミが少女を見ていました。

その少女はオオカミに一度花を上げてから毎日来てくれました。

しかし、オオカミは、少女と会ってしまうと、もう永遠に見かけることさえできないと知っていました。

そのため、オオカミは毎日来てくれる少女に花の冠を贈りました。

オオカミは受け取ってくれるかとても心配していましたが、少女は嬉しそうにそれを受け取ってくれました。

しかし、赤ずきんの少女はオオカミにあってはいけないことが分かっていました。

そのため、

「「はぁ、」」

と、二人のため息が虚しく重なりました。

少女もオオカミも会いたくてしょうがないです。

しかし、会ってしまうとそれが終わりだということが分かっているため会うことが出来ませんでした。

少女もオオカミも今はそこに二人でいるだけでいいと考えていました。

それが一番のハッピーエンドになると信じていました。


しかし、何日も会えず、何度も虚しくため息をついていると我慢が出来なくなってしまいました。

そのため、ついには今まで溜め込んできた思いを全て言葉にして伝えてしまいました。

「愛してる」

そう言葉にして伝えることが出来二人はとても幸せな時間を過ごすことが出来ました。


........オオカミが言いました。


「本当は会いたくてしょうがなかったんだ。可愛い君と会うことが出来ればそれでよかったんだよ。でもね」



【僕らはどうしたってオオカミと赤ずきんなんだ。】



オオカミのお腹から大量の血液が出ているのを赤ずきんはすぐ近くで見ていました。

何度も、何度も、村の人や狩人に説得しても悪い者だと決めつけてしまいました。


「僕はいつまでも待ってるからね。...愛してる」

オオカミは最後に小さな声で赤ずきんにそう伝えました。

そしてオオカミはとても冷たくなり、動かなくなってしまいました。

オオカミが動かなくなったのは二人が出会った場所でした。

赤ずきんは毎日その場所に行き小さな美しい花を置きに行きました。


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