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ゆめのいろあい
「あーーー、ダメだ。やっぱり俺にはファンタジーは書けねえや」
手書きの設定資料の右半分――「ジョブ」だの「服装」だのを乱雑に書き連ねていた部分――を消しゴムで抹消した。
「結局、学園モノかー……? いや、駄目だ。これは今日中にはまとまらないな」
ルーズリーフ式のノートを閉じ、追いすがってくる諸々の懸念を振り払って、布団に潜り込む。
結局のところ、何を考えようとしても無駄足にしかならないのは経験則から承知している。
こういうときはやはり早寝をするのに限るのだ。
せめて、夢の中では。
そんなことを思いながら。
御子柴です。
ここまでお読みいただきまして、誠にありがとうございます。
はい。
「ネタだけれども『リアルガチ』」の意味がお分かりいただければ幸いです。





