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エターナルゲーム  作者: 飛羽
2/2

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── 家 ──


愛陽「インストール完了っと……」


愛陽は早速ゲームを入れて始めてみた。

今頃真那伽もインストールが終わっているだろう


愛陽「同意してからの…チュートリアルは……

うーんと……スキップでいいや!」


知ってた。

そしてゲームが始まった……。


“注意:このゲームを始めるとクリアするまで戻れなくなります。覚悟はいいですか? ”

▶︎はい いいえ


愛陽は気にせず「はい」を選択した。

───それが自分の運命を分ける選択肢だと知らずに。


愛陽「えっ!?なに!?」

急に体が光の粒子となり始めた。

愛陽「やめ……て……うぅ……ぁ……」



愛陽の意識は闇に飲まれた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

── ??? ──


愛陽「うぅ……ここは…どこ………?」

周りは何も無い白がいっぱいに広がっていた。


急に声が頭の中に響く。

???「アバターの設定をします。高城 愛陽様で間違いありませんか?」

愛陽「!?」


状況が理解出来ていない愛陽は硬直したままだ。


???「高城 愛陽様で間違いありませんか?」

愛陽「は、はい……」


気の抜けた返事だ。


???「アバターの設定をします。現実世界の容姿を再現しますか?」

愛陽「えっと……何のことですか……?あと…誰?」

フィア「紹介が遅れました。私はナビゲートを担当するフリーフィアと申します。フィアとお呼びください。」

愛陽「フリー…フィア……?」

フィア「はい、ここはエターナルナイトメアと言うゲームの中となります。」

愛陽「え……?」

フィア「それではアバターの設定に入ります。現実世界の容姿を再現しますか?」

愛陽「えっと……ちょっと可愛く出来る?」

フィア「かしこまりました。」


愛陽の容姿がゲームのヒロインに出てきそうな女の子に変わった。


愛陽「す、凄い……」

フィア「ゲームですから、それでは職業をお選び下さい。」

愛陽「職業?」

フィア「剣士・アーチャー・ナイト・プリーストのどれかから開始できます。」

愛陽「昔からよく見る職業の並び……」

フィア「どれに致しますか?」

愛陽「うーんと……剣士でお願いできますか?」

フィア「かしこまりました。それでは剣士用の初期装備1式と少し回復薬をバッグに入れました。」

愛陽「回復薬ってポーシ○ンとかエー○ルとかですか……?」

フィア「薬草です。」

愛陽「そう来たかぁ……飲みにくそう……」

フィア「それでは、行ってらっしゃいませ……」

愛陽「まって!このゲームってフレンドっていう要素はあるの?」

フィア「えぇ、あります。どなたか検索しますか?」

愛陽「高城 真那伽 で検索お願いします!」

フィア「わかりました。………3分ほど前にログインしていますね。フレンドの申請を出しますか?」

愛陽「お願いします!」

フィア「わかりました。それでは行ってらっしゃいませ………」


直後に意識が闇に飲まれた。




────セーブの概念がないゲームへようこそ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

── 草原 ──


意識が覚醒し始めた。

あまり目覚めはいい方ではない。


愛陽「うーん……」


目を開けると緑広がる草原の中に寝転がっていた。


そこに誰かがやってきた。

……真那伽だった。


真那伽「やっほ!」

愛陽「ま、まなちゃん!」

真那伽「フレンドの申請が来たから許可したら位置情報が送られてきたんだ〜♪」

愛陽「そ、そっか……ってもう結構慣れちゃった系?」

真那伽「ううん、全然、西の方におっきい……国かな?南は海、東が村みたいな所で……北がおっきい崖になってたなぁ……」

愛陽「も、もうそんなに探索しちゃったの!?」

真那伽「地図開いただけだよ〜?」

愛陽「な、なるほど!」

真那伽「どこに行こっか?」

愛陽「国は何があるか分からない……まず村に行って情報を集めようかな」

真那伽「うん!」



脳天気な二人が再び再開。

おおよそのオプションやシステムを理解しながら

村へ向かっていくのであった。

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