表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/6

入隊試験∩(´∀`∩) ワッショーイ

瑠美奈達は道場に入った。道場では隊士達が練習をしていて先に行ってた斎藤が稽古をつけていた。


近「今から入隊試験を行う!すまないが道場の真ん中を貸してくれないか??」


すると隊士達は練習をやめ、素早く道場の隅に移動した。


瑠「へぇ〜広いね〜(*≧∀≦)」


道場の広さに感心する瑠美奈をみた隊士達もまた頬を染め見とれていた。中には空の容姿を見て頬を染める人もいた。


近「では、空君から試験してもいいかな?」


空「はい。」


近「相手は誰がいいかね?」


空「えっと…藤堂さんでもよろしいですか?」


平「えっ?僕?僕なら別にいいよ☆よろしくね〜空君!」


空「はい、よろしくお願いします!」


歳「じゃあ審判は俺がやる。防具はどうする?」


空「僕はあまり身体つきがよくないので、防具はなしの方がうれしいです。」


平「じゃあ僕もつけないや!あっ、竹刀と木刀どっちがいい〜?」


空「では、木刀でお願いします!」


空と平助は道場の真ん中に行き構えをとった。


新「どちらも隙がないな…これは面白い試合になるぞ。」


歳「よし!始めっ!!」


するとガラッと空気が変わった。どちらも動かず睨み合っている。先に動いたのは平助だった。

―――カンっ

空は平助のつきを軽々と受け止めた。平助は次々と空に攻撃を仕掛けたが、空はそれを避けたり受け止めたりしていた。


歳「ほぉ、あいつなかなかやるな。この試合どちらが勝つかわからんな。」


総「そうですね〜どちらも隙が全くないですからね!これは楽しみです!」


近「俺の目に狂いはなかったな!(○゜∀゜)ガハハハハハッ」


歳「近藤さん……そのセリフは試合が終わったあとに言えよ…」


一「ふむ、さすがだな。」


新「おっ、次は空から攻撃したぞ!」


平「っ!?……さすがだね、でも僕には勝てないよっと!!」


空「っ!こちらこそ絶対勝ちますから!!」


烝「おもろい試合やなぁ〜瑠美奈はどちらが勝つと思うん?」


瑠「……。」


烝「ん?瑠美奈??」


瑠「……(。´-д-)。o○Zzz…ムニャムニャ…私のまんじゅうぅ〜ムニャ」


烝「って立ったまま寝てるんかい!この状況でよぉ寝れるなぁ!」


―――カランカラン―――

木刀が落ちる音がした。


歳「やめっ!勝者は雷電空!」


近「空君!さすがじゃないか!平助も見事だったぞ!」


平「あ〜あ、負けちゃった〜!でも次は負けないよ!」


空「僕だって次も負けませんから!」


歳「雷電空!お前を合格とする!どこの隊につくかは後で決めることにする。」


総「いや〜強かったですねぇ、今度僕と手合わせお願いしますよ!」


空「はい!皆さんよろしくお願いします!沖田さん、今度僕と手合わせ是非お願いします!」


新「おっ!俺ともやろうぜ!」


一「俺も。」


烝「空はえろぅモテるなぁ〜おっ!次は瑠美奈の番やで〜!」


空「瑠美奈さん!瑠美奈さん!見ていてくれましたか?僕勝ちましたよ!」


瑠「……( ゜д゜)ハッ!…空〜お疲れ様〜むぎゅー♡」


空「/////る、瑠美奈さん!つ、次瑠美奈さんが試合ですよ!が、頑張ってください/////」


烝「ほれ、はよはなしぃ〜瑠美奈はさっさと行かんと斎藤さん待っとるで?」


烝は空に抱きついていた瑠美奈を引き離した。


瑠「むぅ〜ではぁ逝ってきまぁ〜す。」


烝「漢字がちゃうわっ!ってかそっち出口やって!!こっちや!って、やっぱり寝ぼけてたんかっ!」


瑠「むぅ〜…いだっ!…なにするんだよぉ!とっしぃー٩(๑`^´๑)۶」


歳「なんかフラフラしてると思ったら寝てたんか!!おら、さっさと準備しろ!」


一「…木刀と、竹刀どっちがいい?防具はどうする?」


瑠「空が使っていた方!防具??防具なんて邪魔なだけじゃない〜。」


総「ふっ、やっぱり馬鹿な女ですね。まぁあなたが防具つけようがつけまいがすぐに一君にやられますよ!」


近「こらっ総司!!」


歳「まぁ事実だしな、まず女が男に勝てるはずないしな、斎藤!さっさと終わらせろ!」


一「御意。」


空「る、瑠美奈さん!頑張ってください!」


平「瑠美奈頑張れ〜!」


歳「じゃあ準備はいいか!?…始めっ!」


斎藤は隙のない構えをしたが瑠美奈は……。


瑠「えっ、これどっち向きに持つの??こっち?ん〜???」


―――クスクス、

見ていた隊士達が笑いだし、また幹部達は呆れていた。


総「木刀すら持てないとか、やめたらどうです?どうせやっても勝てないし。」


歳「…お前木刀持ったことないのか!?大丈夫か……ほんとに……。」


近「ん〜(´・ω・`;)」


一「………。」


空「瑠美奈さん……」


瑠「あ〜持つの初めてだから適当でいい?」


歳「もうなんでもいいから始めろ!!」


瑠「はーい!」


斎藤はまた隙のない構えをとったが瑠美奈は木刀を左手で持ったままじーっと一を見ていた。


総「ふっ、なんですかあの構えwプッ前代未聞ですよっw」


歳「あれが構えなのかっ?w」


近「こらっ!静かにしないか!」


瑠「(なるほどね〜居合斬りでくるか。じゃあこっちは"ハヤブサ"で行こうかな。)」


一「(なんだあの構えは…副長に言われたとおりさっさと終わらすか。)」


斎藤は構えを変えた。


総「ん?あれは居合斬りの格好ですね!もう勝負はつきましたね〜。」


烝「斎藤さんってば大人げないなぁ〜。」


次の瞬間、斎藤は瑠美奈との間をつめ、居合斬りを放った。

―――カランカラン―――

木刀の落ちる音がした。誰もが斎藤の勝利だと思った。だが……


一「っ!!…くっ…」


斎藤は片膝をついた。


歳/総/近/烝「「「っ!?」」」


瑠「ふぅ〜私の勝ちだね♪」


瑠美奈以外何が起こったか分からなかった。


新「な、何が起こった?」


歳「お前…何をしたんだ?…斎藤の居合斬りを対処することができる奴は総司だけだ。」


瑠「はっ?逆にあんな居合斬りで私を倒せると思ったの??」


一「っ……。」


瑠「第一、女だからっていうだけで弱いと判断するとか雑魚がすること。私を弱いと判断した時点で負けは決まってたわ。本性すら見抜けないとか…あきれるわ〜。」


総「……黙れ!!!今まで僕達がどれだけ頑張って練習してきたかお前は知らないだろ!!!お前に何がわかる!!!!!」


歳「そうだ、お前に俺たちの何がわかる!!!俺たちがどんな苦労してここまできたかお前には分からないだろう!!!」


近「やめろっ!!瑠美奈君すまないね。確かに瑠美奈君の言う通りだ。頼む!その力を壬生浪士組うちに貸してはくれないだろうか??」


歳「近藤さん!何言ってるんだ!!」


総「フンッ、付き合ってられませんね!近藤さん失礼します!」


というと沖田は道場から出ていった。


近「総司!歳っ!!…瑠美奈君駄目だろうか?」


瑠「最初に言ったじゃない〜♪入る気なかったら入隊試験受けないよー!」


近「本当かっ!?よし!では改めて宜しく願おう!瑠美奈君の配置は「一の隊がいい〜♪」…うむ、よかろう!」


一「!?…なぜ俺の隊なんだ!?」


近「それは俺も聞きたかった!」


烝「わいもや!それにしてもえろぅ斎藤さんのこと気に入ってんなぁ!」


瑠「ふふっ、試合する前に私が一を選んだ理由言ったの覚えてる?」


平「何だったっけ~☆」


新「俺も忘れたw」


空「たしか、気配消すのが上手いと…」


一「俺が左利きだからだな。」


瑠「そうそう!聞いたところ武士って基本右で持つんだよね?」


一「…そうだ。」


瑠「左利きの武士はみな右利きに直す。それは左利きで刀もつ人は異質とみなされるから。違う?」


一「っ……そのとおりだ。」


瑠「だけど一はそれでも右利きに直さなかった。私は一の自分の人生を真っ直ぐ進むところが気に入ったの!異質だ!と言われても気にせず刀を振り続け強くなった。私はすごい思ったわ。」


一「っ………はじめてだ。そんなこと言われたのは…。ここに入るまでずっと周りから異質と言われ続けてきた。今でもまた言われるのかと周りから距離をおいていた……。」


歳「っ、斎藤……。」


一「…すみません…副長。」


平「…一君…。」


新/烝「っ、……。」


瑠「ナデナデ……一…つらかったね?でもそろそろ限界だったんじゃない?もういいんだよ。誰かがあなたのことを異質と言ったなら私がそいつを殴ってあげる。それに、ここの人達はそんなに信用ない?」


一「っ!それは……。」


瑠「皆を見て?皆あなたの事を裏切るように見える?」


歳「…斎藤!俺はお前を大事な仲間だとおもってるぜ。誰かがお前のこと悪く言うなら俺がそいつをぶっ飛ばしてやる!」


平「そうだよ!一君は僕にとって大切な仲間の1人だよ!」


新「そうだぜ!俺ら仲間だろ?」


烝「斎藤さんはすでにワイらの仲間や!」


近「仲間より家族じゃないのか??」


歳「…どっちもだろw」


一「……すまない…っ…皆ありがとう。」


瑠「あと、知ってた?左利きってね〜右利きに直しやすいんだよ!」


一「…??」


瑠「つまり、一の場合練習すれば左と右で刀を扱える様になるからかなり強くなるってこと!」


一「!?そうなのか?…///る、瑠美奈…よければ稽古をつけてくれないか?」


瑠「もちろん♪その代わり…」


一「??なんだ??」


瑠「あなたの背中を私に守らしてね?ふふっ♪」


一「/////っ、別にかまわない。」

(な、なんだこの気持ちは…もしかして!?…いや、それはないだろう。まだ会ったばかりだ…。)



瑠美奈に同じく斎藤もまた鈍感だった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ