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明日の月は綺麗でしょうね。

さよならBlueSky

作者: 都夢




辛そうに口を噤んで俯く彼女を見て、一番に口を開いたのは少年だった


少年は彼女をしっかりと見据えて



「おかえり」



一言、そう呟いた


たったそれだけの事なのに

彼女の目からはぼたぼたと空が溢れて、膝の上で作った拳に雫を落とした




おかえり


それは何より望んだ言葉


ただいま


それは何より拒んだ言葉




嗚咽を抑えて泣きじゃくる彼女を見た周りの仲間達も、口々に「おかえり」と声をかけた





まだ始まったばかりのこの世界で



今帰って来た君に、


「おかえり」


と言おう



おかえり、BlueSky




青い空を見上げて笑おう



君が戻って来た今日に祝杯を挙げよう



満天の星空の下で眠ろう







今度は決して忘れないように





fin.

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