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7時60分  作者: ゆか
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日常の変化

初めての冒険物。

気持ちの悪い朝がやって来た。

いつものように吐き気がするのを抑えこみ、のろのろと学校の仕度をする。

朝は私にとって嫌な存在。今風に言うとうざい存在だ。

私は毎朝のように”7時50分”に家を出た。

家から駅までは5分と言う、それが唯一の朝の救いだ。

”7時59分”の電車に乗り、いつものように1号車の前の壁に寄りかかった。

朝の電車は、通勤ラッシュと言うので賑わっている。

私はイヤホンを付け、周りの音を遮断した。

イヤホンからは、いつも聞いている曲が両耳から聞こえてきた。

私は目をつぶった。

この時間、私の楽しみの時間。一人の時間。そして、大事な時間。

私は音楽に聞き入っていた。

その時だった。

突然真っ暗なまぶたの世界から白い人影らしき物が私の目に迫ってきた。

「なんだろう…?」

そう思ってた時だった。

突然耳元から、女の子の声がした。

「まもなく7時60分。7時60分。降り口は真っ暗な世界です♪」

駅員さんのような喋り方だった。

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