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皆さん、新年明けましておめでとうございます。

今年も一年皆さんがよいお年を送れるよう祈っております。

今日は一部だけの投稿ですが恐らく明日から元のペースに戻すと思います。


これからもよろしくお願いします!!

 「ハイハイ、今はそんな話してる場合じゃないでしょうに!!」


 真琴が手を叩き二人の意識を金田が抱えている問題から引き離す。デリケートな問題ではあるが現在それをどうこうすることは出来ない。一度それを体験し理解した上での行動だ。

 

 椋は真琴の言葉を受け一度自分の心のなかで区切りを作り、いまの問題を保留する。いつか解決しなければならない問題がひとつ増えたのだ。原因の一端が自分にあるといっても過言ではない問題。必ず、必ず解決してみせる。そう心に誓い、議題をもとに戻す。


 「金田君、俺が今ここにいるってことは不問にしてくれるか?」

 「とりあえず、はい。僕は誰にもしゃべりません…」


 これで緊急事態は脱した。とりあえず一息ついていいだろう。

 

 「俺たちはこれからいろんな校舎回って所持者を探す。君はもう教室に戻ってくれ」


 椋の提案というかそうするしかないというか、約束を守らせるために一緒に行動させるなど論外だ。

 彼が足でまといになると言っているわけではない。実際各寮対抗試合での彼の動きは素晴らしいものであった。小柄な身を生かした近接格闘。実際に戦ったら実にやりにくいことだろう。……あれ?戦ったのか……?

 記憶にない試合な訳で、自分自身で彼の強さを見たわけではないのだがそれでも彼が十分戦力になることは確かだ。

 しかし、それはあくまで生徒間での話。エンヴィ含め七罪結晶はそれを遥かに越えている。

今回の任務中戦闘になる可能性は非常に高いといってもいいだろう。なにせ回収、あえて言うならば強奪だ。

 大久保のようにそれを七罪結晶と知らずに所持していれば別だが彼女は特例だ。話を聞くとあれは押し付けられたものらしい。大方最初に受け取った人間が怖くなり大久保に事情を説明せずに渡したとかそんなところだろう。

 七罪結晶はその特性からかなりの依存性を有する。自分の大切なものを奪いに来る人間達、手元には強大な力が。反撃をしないわけがないだろう。

 まともに操れていない黒崎の尾裂孤でもあれだけの破壊の嵐を生んだ。そんな危険なところに連れていけるわけがないのだ。

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