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プロローグ
これ、プロローグっていえるかな・・・
俺、 「神凪勇気」は昔「小説家」だった。
「文理月 フジイサ」としてあらゆるジャンルの作品を書き、大ブレイクした。
アニメ化、ドラマ化、映画化なんかもして「文理月 フジイサ」は時の人となった。
しかし、文理月 フジイサは最初の作品を世に送りだしてから
わずか半年で引退を発表した。
会見なども開かず、ただ最後の作品のあとがきにこう残して。
「さようなら。」
世間は文理月 フジイサの突然の引退に、とまどっていた。
テレビで特集になったり、ネットではなぜやめたのかという議論がとびかっていた。
ファンには申し訳ないが、本当はただ一人の少女に「ある想い」を伝えたかっただけなのだ。
この方法でしか、「アイツ」を救ってやれなかった。
このやり方でしか・・・・・・・
これは、俺が「文理月 フジイサ」としてデビューする前から引退するまでの物語である
更新、遅くなるかもしれませんが
よろしくおねがいします。