表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/5

お星さまの文通

ある日、わたしは彼に出逢った。



彼は独りだった。

どこまでもつづく真っ黒な世界で、独りきりだった。

でも彼は言う、「僕はここで返事を待っているんだ」と。

ここは彼以外、真っ黒で何一つ見えないというのに、彼は誰から返事が来るというのだろう。

「いいや」

否定をしながら彼はうれしそうに言った。それはとても幸福そうに。

「ここでは僕一人きりだけど、遠くにはね、お隣さんがいるんだ」

彼は重ねて言う。

「とても遠くだけどね」

すこしさみしそうに笑った。


いつ、その「お隣さん」から返事がくるんだろう。

「ぅんん…この前来たのがあれだから、、、、」

彼は記憶を手繰るようにすこし悩んだ。

「ああ!あと200年だよ」

なんと待つんだろうか!その「お隣さん」とはどれほど遠くにいるのか。

彼はなにも無い暗闇を指差した。

「あっちの、ずうっと遠くに。ここからじゃ少ししか見えないけどね」

その指差した方向を見ると、ときおりチラ、チラと何か小さな光があった。


彼は「お隣さん」から返事が来たらどうするのか。

「もちろん返事をするさ!」

なんと?

「『僕はここにいるよ』てね」

そうして彼は、はるか彼方にまたたく小さな光を、じっと見続けた。



だけど彼は知らない。

この暗い孤独の中で、彼の唯一の希望であったあの小さな光が、もう輝くことはないのだと。

「お隣さん」はすでに燃え尽きて、この世界から消えてしまっていることを。

彼は、なにも知らない。

きっと彼がそのことを知るのは何百年もずっと先だろう。

それまで彼は、ずっとここで独り、待ち続けるのだ。



(たとへ光が見えなくなっても、彼はずっと待ち続けるだろう)







星の燃え尽きる話を聞いて。

お星さまってその光が私たちに届くまで長い時間が掛かるじゃないですか、そのうえ私たちが星の存在を感じられるのはその光しかないです。だからもし今観えている星があっても、もしかしたらもうすでに燃え尽きてるのかもしれない、なんて思いまして。


唐突ですが「詩」ってなんでしょう?

私が書いているのは詩でしょうか?なんて疑問がもやもやと、、、。

これは詩だ!って言い張れればいいんですけどね、、、(涙

詩が書けるように頑張りたいと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ