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第1章 禁忌の森 忙しい方向けまとめ
↓簡潔に1章をまとめました!
これは、ミレル村で暮らす、英雄に憧れた少年の物語。
主人公アガトは、幼馴染リィナと共に、薬草を求めて魔物の巣窟である禁忌の森へ足を踏み入れる。
そこで現れた魔物に襲われ、彼は彼女を守るため致命傷を負った。
死の淵でアガトが選んだのは、生き延びる代わりに代償を背負う「スキル契約」。授けられた力で魔物を討ち果たし、確かにリィナは救われた。
だが彼女の瞳に宿ったのは、感謝ではない。
理由もなく、彼を遠ざけようとする感情――呪いに歪められた、拒絶の視線だった。
村へ戻ったアガトを待っていたのも、称賛ではなく冷たい視線。
それでもアガトは英雄に憧れ続けた。
誰にも知られぬよう、村の周囲に現れる魔物を陰で討ち、名も残さず、感謝も求めず剣を振るい続けた。
守るほどに距離は広がり、村に居場所はなくなっていく。
十五歳の誕生日、彼はミレル村を去る。一人で生きる自由を選ぶために。
この日、少年の英雄譚は、孤独と共に始まる。




