金色⇒きんいろ
冬の童話祭2026参加作『きんいろのどんぐり』公開しました。
はい。お気づきですね。
前回、ほのめかしておきましたけど……やっぱりというかなんというか。思いついたが吉日なのかウンノツキか。
前作『金色のどんぐり』の「20年後」のパートをカットして、子ども時代だけで完結するように再構成した、改変Verです。
語り口も前作の、だ調・一人称から、三人称のですます調に変更してあります。
20年後の邂逅、という『金色』の展開も、気に入ってはいるのですが、というか、最初からそれがやりたいがために書いたオハナシみたいなものですが……
書きおえて満足すると、また欲がでてきたというか(笑
その構成だと、大人の「ぼく」ほうが焦点化された物語――童話というより、ふつうに小説――みたいになったかしら?などと思い……
だったら、もうひとつ、シンプルに子ども時代だけで構成した――子どもころの「思い出」のほうに焦点をあてた――作品というのも、それはそれでまた成立するのではないか。
そのほうが童話「らしさ」はつよくなるのではないか、などと思ったわけで。
そしたら、じっとしていられなくなった、書き手のサガというわけです。
結果は……どうでしょうね。
よろしければ、読み比べてみてください。
同じ話をなんで二度も読まなきゃいけないの、とか、いわないで~(汗
上で書いたように、「20年目の出会い」の話と、「20年前の思い出」の話と、ちがうといえば、違うわけなので……
ラストは、だいぶ、加筆してますしね。
というか、20年後のシーンを「カット」したはずなのに、なんで字数がふえてるんでせう(汗
あとは……
書き手自身としては、今回、おとうさんの印象が、前作より、おおきくなってしまって、これは(うれしくも)予想外でした。
事前に意図したわけではないのですけどね……
『いちばんのきらきら』につづいて、当方の童話としては、めずらしい展開です。
以前に書いたように、イニシエーション不全感満載の当方ですが……さすがに、そろそろ、そういう、お年頃なのかしら? 横好き童話なんか書きはじめた、これも功徳の一種なのかしら?
などとあらぬことを思いつつ……
万感の思いをこめて投稿ボタンをクリックしたのでした。
お楽しみいただければ、幸いです。
きんいろのどんぐり
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金色のどんぐり
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