どんぐりのうえかた
冬の童話祭2026参加作「金色のどんぐり」公開しました。
読んでいただけるとウレシイです。
なんとなく一人称で書いてしまったら、あんまり童話っぽくなくなったかなー、とか、まだこっそりアレコレ考えたりしてないこともないですが……
それはさておき。
どんぐりを植える話というのは、前から書いてみたかったのですが、わりと類話が多そうだなーという予感があって……
ぱっと思いつくところではドロシー・エドワーズの「きかんぼのちいちゃいいもうと」シリーズにそんなのがあったなー、などと思いだします。
いもうとちゃんが、パパさんの花壇をほじくりかえして、どんぐりを植えてしまって怒られて……で、ママさんといっしょにあらためて植えなおす、のだったかしら? うろおぼえ恐縮ですが……
しかし、また、このママさん、なんでそんな詳しいんですかってくらい、どんぐりの植え方を教えてくれるんですね(笑
「金色~」で下準備とかいってたのは実はこれ……だけでなく、子ども向けの『自由研究図鑑』とかにも載ってますが。
ただ、当方手元の『自由研究図鑑』だと、数日水につけましょーと書いてあるだけで、なんのために水につけるのか、どういう状態になったらやめていいのか、よくわからない。(まー、某牛乳パックのカヌーとか載ってた『工作図鑑』と同じシリーズですしね笑)
でも、いもうとちゃんのママさんの場合、えーと、うろ覚えですが、細口のビンに水を入れてその口にどんぐりを載せとくんだったかな? そしたら根がでてくるので、そしたら土に~みたいな……ほんとうにそんなふうになるのかやったことないので知りませんが、わりともっともらしい、水耕栽培みたいな話だったような気がします(うろ覚え以下略)
しかもちゃんと頭が下!
えー、どんぐりって、尖ったほうから根がでて、丸いほうから芽がでるんですね。これはまあ『図鑑』にも載ってましたし、いまならネットで以下略ですが……ふつうは逆に思いそうですよね。
いや、だからほんと、なんでママさんそんなくわしいんですか(汗
エゲレスでは基礎教養なのかしら。アテクシも学校でやったわなつかしいわ~みたいなノリなのかしらん。そんなわけないか。
なんにせよ、当方はおとなになってから読みましたが、これ、子どものころに読んだら、それだけで、じゅうぶん、りっぱに、前回書いた「センスオブワンダー」だったかもしれませんね。やはりどうも童話というのは油断がなりません。
そっかー、幼年童話ってこう書くのかー、などと感心することしきり。あんまり感心していたら、それこそ一人称云々展開云々、「金色~」を改作したくなりそうです。むむ。
ところで、ママさんはいいんですが、いもうとちゃんのパパさんはねぇ……所詮、エイコクシンシの正体ってこれかよというか、上でさらっと流したようにわりと子育て的にアレな御仁で。
日本版は福音館書店から全三巻ででていますが、その三巻目でパパさんいよいよ本領発揮。かなりの問題作()になってたりします。
それについてもちょっと書いてみたい気がしないでもないですが……それは、まあ、また稿を改めます。
金色のどんぐり:
https://ncode.syosetu.com/n2408ln/




