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愛しい彼女  作者:
5/7

俺から見た彼女の高校時代

高校時代です。

彼女が高校生になる一年前に新しいマンションという名のアパートに引っ越し、彼女はやっと個室を貰うことが出来た。

彼女の高校は電車で行かないと通学出来ない場所で、毎朝電車で通学してた。


高校時代で特に印象的だったのは三年連左右交互に足を捻挫したことだった。

一年生の時は部活に入部してすぐ、先輩方や先生から部活の話を聞くに辺り正座しながら聞かないといけなかったから正座して、立ち上がった時に右足を捻挫した。だから、掃除の時間になると彼女は椅子に座らされ机は運ばないで軽いものを持つ時だけ協力するというものだった。

二年生の時は部室の拭き掃除をしてると床が水浸しになっていたのか滑って転んで今度は左足を捻挫した。その日はあまり痛いとか感じないでそのまま家に帰ったが、次の日の朝あまりにも痛くて涙を流していると母親がため息をつきながら病院に連れていった。そのお陰で、暫くはギブスを撒いていたが、修学旅行前には取れていた。

三年生の時は体育の時間に男女混合でバスケをしてると男子がぶつかりその勢いで転んで捻挫した。俺も彼女もこの学校に呪われてるのか?と思う程毎年捻挫していたが、今では笑い話だ。


さて、肝心の学校生活はというと、国語はいつも成績は良かった。テストはいつも80点以上は取れてた。相変わらず…漢字を書くことは出来なかったが、文章問題のお陰でいい成績は取れていたとは思う。

逆に無理だったのは科学や物理だった。赤点にはならなかったもののあれとは一生和解できないとは思う。

部活に関しては少し理不尽だと思うところがあった。例えば、電車通学してる時、自分が座っていて、先輩方が立っていたら席を譲れやら、彼女はきちんとスカートの丈の長さ(膝の本当に上まで)を校則通りの長さで履いてるのにスカートを改造しても膝が隠れる長さにしろと言ってきた。一人、スカートの改造していわれた通りにしてたが、そうするとスカートの下の部分にある、校章が見えなくなったと言っていた。

それと先輩方はのんびりしてるのに後輩はキビキビ働け(文化部だったが実質運動部みたいなところがあったのでこれは運動部特有のかもしれないけど…)と言って動いて、動きまくった結果メンタルと体力がついていけなくなったので部長と顧問に何度も相談して結局二年生の時に部活を辞めた。勿論、親には怒鳴られた。我慢すれば良かっただけなのにと。


後は…妹に関して、妹はやっていいことと悪いことの区別がつく年齢にはなっていたが、すぐに彼女の髪を引っ張るし、彼女の私物を持っていって、これは私の物と言い張り返してくれなかったり、物を壊しても謝りもしなかったし、何より彼女の手の震えについてからかっても親達は全部妹がする事だから仕方無いという感じで妹に強く言わなかった。


彼女は家の中で笑顔か真顔以外の顔を見せると怒鳴られ叩かれたので怒ることも泣くことも出来ず、どうしても我慢できない時はベッドの中にくるまりながら泣いていた。

彼女は妹の事は嫌いではありません。妹は親にそうしても別に平気だと思うように育てられたある一種の洗脳だと思っていたので。

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