僕から見た彼女の中学生時代
中学生時代の話
彼女が中学生になると、母親の実家から家を出て、新しい父親と妹、母親の四人暮らしで住むことになりました。また、引っ越し先が別の市でしたので小学校の時の友達と殆ど会えなくなりましたが、一人だけ、父親の仕事の関係で、同じ市に引っ越しが決まっていた友達がいたので、中学校では主にその子と話していました。
ですが、中学生になると、同学年の男子達が彼女の手の震えを馬鹿にして真似したり、彼女が触った物をバイ菌扱いしたりしていました。それが辛くて先生に話して先生が、注意しても止まることはなく、家で泣いて親に話しても悪いのは彼女の方だし、そんなのはいじめとは言わない。本当のいじめは水をかけられたり、煙草を肌に押し付けられたりするのがいじめだと言って取り繕ってはくれませんでした。
また、勉強に関しても更にヒートアップしていき、テスト期間中の休日テスト勉強を五時間位したから少し休もうとDSで遊ぼうとしたら取りあげられ箪笥に何度も頭をぶつけさせられました。平日のテスト勉強も夜、流石に眠気が凄かったので道具を片して布団を敷こうとしたらお前は人より劣っているんだからもっと勉強しろと叩かれた事もありました。
テスト結果が出て順位が低いと母親からは叩かれ、養父からは怒鳴られたりしました。何で、こんな簡単なことが出来ないんだと、テストなんて暗記すればいいだけと言われましたが、その暗記ができないのです。
二人は自分達が出来るのに彼女はその事が出来ないのは可笑しいとと言っていました。
いくら親子とはいえ他人です。全くの同一人物ではないのです。得意なものも不得意なものも完全に違います。それを理解していない時点で両親は精神年齢が学生で止まっているのかと思いました。母親も養父も気に入らないことがあればすぐ怒鳴り手を出す、癇癪持ちでもありました。
それでも彼女は頑張って(両親からすれば頑張っていない)勉強していました。何回もワークをといて、教科書を読み込んで…時々、隣の部屋から聞こえる妹と両親が遊ぶ声に泣きかけながらも勉強していました。何で自分は遊んでもらったことはないのに妹は遊んでもらってるの…?と。
いつしか彼女の心には消えたいという思いが出ていました。
今回は少し短めでしたね。中学生時代は大体同じことの繰り返しでしたので文章が短めですみました。