松上 銀 〜希代のお馬鹿〜
「さて、どんな奴が拾ってくれるかな」
男が箱を置いた
未知の力が詰まった箱を…
こんにちわ
ディーコンファイラーです
はじめましてo(^-^)o
この「HEART’s」が
私の人生で
初めて書く作品です
誤字、脱字
読みづらいところが
多々あると思いますが
多めに見ていただけると
嬉しいです(*_*)
ヘタクソなので
まともな小説が
書けているのか
分かりませんが
楽しんで頂けるよう
頑張りますp(^^)q
応援よろしく
お願いいたししますm(__)m
ちなみに
更新は出来だけ
早めに出来るよう
頑張りますので
できれば多少多めに
見ていただければ
ありがたいですf^_^;
AM8:20
「やべ、ガチで間に合わん」
松上 銀
この物語の主人公的存在である
現在、彼は愛車のカウンタック(チャリンコ)で、学校までの道程を疾走している
カウンタックはギシギシと奇怪な音をたてながら物凄いスピードで学校へと進んで行く
彼の通う学校である、石川高等学校は創立20年のまだまだ歴史の浅い公立高校である
この学校では、生徒は8時30分迄に登校しなければならない
そのため銀は必死だった
「おっしゃ〜、間に合ったんないけぇ」
「オィ、ちょっとまたんか」無事、敷地内に入ることができ、少し安心した矢先、銀の目の前に巨大な壁が出現した
「オハヨーゴザイヤス、センセー…」
「んー、おはよう」
壁の正体は、銀の担任の茂宮だった
彼はこの学校の生徒指導部長でもある
身長だけでなく声もとても大きい
銀はとにかく茂宮が苦手だった
「いや〜、寒いっすねぇ」
「そうやな」
現在11月上旬、数日前に雪も降り、季節はすっかり冬である
「やはりわたくし、今日も遅刻なのでしょうか…」
銀は畏まって茂宮に尋ねた
「今日は土曜日や」
「…」
「…」
「ガチですか」
「ガチや」
「ナンテコッタイ☆」
痛い凡ミスである
「まぁ、せっかくやから野球部見てかんか?」
「ケッコーです」
「勿体ない、お前くらいの体格なら絶対のびるんに」
銀は身長184、体重75と、恵まれた体格ながら部活動には所属していない
「キョーミないです」
「そうか」
「サーセン」
銀は自転車のところへトボトボと歩きだした
「部活とか怠いし無理ぽ」
銀は基本的にダラダラと一日を過ごしている
やることがないのではない
やらないのだ
決して運動神経が悪いわけではない
しかし、疲れる事はしたくないという性格である銀、部活動はもちろん、体育すら出席するだけで動こうとはしない
「はぁ、土曜に学校来てしまったとか…マジどんまい、俺」
カウンタックは家までの道程をよろよろと進んで行く
「〜♪〜♪〜♪…ん〜?なんやあれ」
鼻歌混じりに自転車をこいでいると、銀の3メートル程手前に、吸い込まれそうなまでに深い黒色の箱が落ちていた
「なんじゃ、こりゃ」
銀は、自転車から降りると、その黒い箱を拾った
「何入っとるんやろ♪」
銀は、めんどくさい事は嫌いだが、面白そうなものの為には労力を厭わない
開け口を見つけた銀は興味津々な顔でその箱を開いた 「ん〜、指輪やぁ♪」
箱には指輪が入っていた
指輪は箱と同じく黒いものである
「一応もらっとこ♪」
銀は何気なくその指輪を抜き取った
後に、彼の人生を180度変える事になるとも知らずに…
「拾ったな」
男が呟く
「君は世界を救えるか」
男はそう言うと、どこかへ消えていった