登場人物紹介ー虹色ボイス一期生四人ー
〔虹色ボイス1期生〕
花イメージ
竜胆スズカ:りんどうすずか:リンドウ
胡蝶ユイ:こちょうゆい:こちょうばな、シャガだったが色被りとイラストレーターの勘違いによりピンク色の胡蝶蘭に変更された。その経緯もありネタにされている。
白詰ミワ:しろつめみわ:シロツメクサ(クローバー)
花薄雪レナ:はなうすゆきれな:はなうすゆきそう(エーデルワイス)
虹色ボイス事務所の前身となった虹色ボイスプロジェクト。
国民的バーチャルアイドルユニットを誕生させる目的で発足された。
選ばれたのは主役級の実績ある声優として活動していた四人。
この四人の声優により結成された声優アイドルユニットが『アルコイリス』。
リアルなライブイベント、自分たちのチャンネルをアバターで各種情報発信、イベント、企業案件などなど。
リアルとアバターを使い分け、多方面で活動していた。
単独で武道館ライブを行うほどの人気を受けて、正式に独立し虹色ボイス事務所が誕生した。
そのような経緯があり、虹色ボイス事務所の一期生『アルコイリス』には公式チャンネルはあっても、個人チャンネルはなかった。
個人チャンネルに割く時間も余力もなかった。
現在は二期生三期生が誕生したことで後進の育成にも力を入れている。
名実ともに虹色ボイス事務所の顔であり、今も多くのイベントや企業案件を請け負っている。
実は一期生メンバー四人は虹色ボイス事務所の役員扱いとなっており、人事や業務内容にも口を出す権限が持っている。
後輩が誹謗中傷に晒されたときに、その権限を行使し、事務所のトップに全力で守れ直訴したこともあるほど後輩想いな面がある。
≪アバター・細部の違い≫
一期生はアイドルユニットをコンセプトとしており、細部が異なる同じ衣装を身に着けることが多い。
そのためイベントや歌う曲ごとに衣装を使い分けている。
この運用方法のためアバターの衣装のバリエーションは一番多い。
一般的なVTuberは個性重視。
アバターでイメージを固定化させる目的がある。
そうしないと他のVTuberに埋没してしまうからだ。
二期生三期生もこちらの方式を採用している。
けれど一期生はアバター化される前から声優としてリアルの顔が売れていた。
そのため本人の特徴をとらえつつも、四人での一体感を重視したアバターになっている。
・背の高さ(リアル順守)
竜胆スズカ>白詰ミワ>胡蝶ユイ>花薄雪レナ
・イメージカラーとモチーフ
竜胆スズカが濃い青色の竜胆の花。
胡蝶ユイが淡い赤の胡蝶蘭。
白詰ミワが緑色のクローバー
花薄雪レナが黄色いワンポイントが特徴的なエーデルワイス。
これらの色分けとモチーフは各種衣装に必ず入れられている。
・髪型
竜胆スズカがロングストレート。
胡蝶ユイがショートボブ。
白詰ミワが眼鏡に編み込みおさげ。
花薄雪レナが外ハネミディアムボブ。
≪竜胆スズカ≫
通称リンリン。
パンダコンビのネタ振り役。
軽妙なトークで公式チャンネルの司会を多く務める。
多くのアニメでヒロインを務めた実力派声優。
ライブでも胡蝶ユイとはパンダコンビとして息の合ったデュエットやライブパフォーマンスを行うことが多い。
ふざけているところが目立つが事務所メンバーの中ではかなりの常識人。
状況を的確に読んで流れを作ることに長けている。
その場にリーダーの白詰ミワがいれば仕切りを任せているが、白詰ミワがいない場合はサブリーダーとして全体を監督する。
:リアル
声優としては華奢なイメージのヒロイン役が多かったが、背が高くモデルのようなスレンダーな容姿。
役柄と見た目からヒーロー役の胡蝶ユイと間違われることが多かった。
その間違いがあまりに多かったため、イベントでは名乗り芸が定番になった。
その流れは公式配信のオープニングに継承されている。
胡蝶ユイと仲良くなったのもよくイメージが逆と間違えられたのがきっかけだ。
:能力
ヒロインボイス。
アニメのメインヒロインなどを多く演じた人気声優。
アクターズスクール出身で歌もダンスもできるが、どちらかと言えば子役を目指していた演技派。
けれど声優デビューして組んだ相手が同じ新人で天才肌の胡蝶ユイだったため、挫折を味わう。
今ではおバカなところのある胡蝶ユイを大親友兼相棒として扱っているが、かつては声優としてライバル視していた。
演技・歌・ダンス点……その全てが誰もが認める水準だが、どれも一期生メンバーの中では一番ではないと思っている努力派。
向上心の高さからトーク術も高く、司会進行を務めることもあるユーティリティープレーヤー。
≪胡蝶ユイ≫
通称ランラン。
パンダコンビのツッコミ役の振りをした天然ボケ。
天才肌でその場のノリを合わせることに長けており、どんなトークでもちゃんと盛り上げる。
ただし内容は竜胆スズカ任せことが多い。
自分から話そうとすると、趣味全開の暴走トークになるため自粛している。
ランランと呼ばれているため、本来の名前も胡蝶ランだと思われがちなのが悩み。
真面目なふりをしているが自覚なきド天然の天才肌。
多くのアニメで主人公や主人公に近い二枚目の少年役を務めた。
けれど、とあるおバカな理由で少年役のスランプに陥る。
天然なところを含めて愛されキャラ。
※第四章で掘り下げ
:リアル
声優としては少年の主人公役が多かったが、小柄で可愛らしい女性。
役柄と見た目からヒロイン役の竜胆スズカと間違われることが多かった。
容姿を含めて、なんでもできる竜胆スズカに憧れを抱いている。
:能力
幼い頃にアニメの少年に一目惚れしてから少年役一筋だった。
少年役の演技をしすぎるという奇行で、両親に宝塚音楽学校に行きたいんだと勘違いされた過去がある。
子供が宝塚を目指していると勘違いした親から、声楽・ピアノ・バレエ・日本舞踊など多くの習い事をさせられる。
その全てを身につけたハイスペック天才肌だが、本人に宝塚に行く意思はなく声優になった。
実は両親からはいまだに低身長だったから宝塚音楽学校に行かなかったと勘違いされている。
この子にしてこの親ありの天然一族。
ダンスは一期生随一。
演技も竜胆スズカとトップを争う。
歌もトークも抜群に上手いが、実はなにも考えておらず竜胆スズカ任せ。
趣味全開のボイスの売り上げは虹色ボイス事務所トップ。
固定ファンも多い。
≪白詰ミワ≫
ミワちゃん。
一期生のリーダーでみんなのまとめ役。
抜群の安定性と人柄から来る信頼感を誇る。
ツッコミ属性でどんな混沌の中でも真面目さを発揮できる。
杓子定規ではなくボケにも乗ってくれるユーモアもある。
けれど自分でボケようとすると普段の真面目さが仇となり、誰もボケだと気づいてくれないのが悩み。
後輩の面倒見がよく、二期生のことも気にかけていた。
特に翠仙キツネとは色々あった。
現在は良き関係を築いている。
※第五章参照
視野の広さ、進行、全体の流れの作り方などが巧みで安定感がある。
イベントで失敗しない。
一期生二期生三期生の演者だけでなく、事務所からの信頼も厚いリーダー。
:リアル
セルフプロデュースの意識が高く、現場で覚えてもらうために真面目な委員長タイプのキャラ付け意図的に行っていた。
今では編み込みなど自由にオシャレしているが、アバターは委員長のイメージを受け継いでいる。
一人暮らしでカレーにハマり、そのことが配信でバレてカレーの人になった。
※第三章参照
:能力
努力家。
演技も歌もトップクラスだが、演技はパンダコンビに敵わず、歌に関して一期生の中で一番下手。
それは一期生の中でという話であって、世間一般では十分すぎるほど上手い。
特に音程の取り方は上手いのでカラオケの採点では四人の中で一番点が取れる。
演技でもメインではないが、一言で空気を変える名脇役。
面倒見もいいので現場にいてほしい人。
ダンスも胡蝶ユイほどの華はないが丁寧で間違えないリーダー。
司会の安定性は抜群。
短い時間の爆発力ならパンダコンビの方があるが、長丁場の進行などは独壇場となっている。
後輩育成能力は一番高い。
≪花薄雪レナ≫
レナ様。
元々が歌手になりたかった。
けれどアイドルアニメにハマり、アイドル声優を目指すようになる。
ライブ至上主義で、音楽作りよりもいかにライブで盛り上げるかを考えている。
そのため今でも歌手より、キャラクターありきの声優に重きを置いている。
歌手として歌うよりも、アニソンのライブの方が現場の空気感が熱かったからだ。
自由奔放で天真爛漫。
胡蝶ユイほど天然ではないが、変人でよく暴走している。
最近呑んだくれの魔王レナ様のイメージがついてしまったのが悩み
※第五章参照
歌に思い入れが強いので普段は呑まない。
喉のケア重視だ。
お酒を呑んで歌うと喉への負担が大きい。
:リアル
一番背が低く活発に見えてインドア派。
多趣味でカードゲームやボードゲームのコレクター。
TRPGの造形も深い。
かなりお酒に強い。
肝臓の強さとアルコールの処理能力が異常に高い。
お酒自体はそれほど好まないので呑んだくれではない。
ただし呑むときは度数の高いお酒を好むため、壊れた呑み方をしていると思われている。
実はただ単に度数が高い方が量が少なくて、トイレに行く回数を減らせるから好んでいるだけ。
:能力
生粋の歌好き。
歌唱力は一期生のトップ。
ダンスも下手ではない。
踊りながらでも乱さず歌い続けるパフォーマンスの高さがあるが、歌に集中したい思いもある。
演技は役柄がハマれば抜群に上手い。
けれどほかの一期生メンバーのように演技の幅が広いわけではない。
トークに関しても趣味について好き勝手喋っていいならば強いが、進行のことを考えるとミワちゃんやパンダコンビに任せることが多い。
けれど空気は読める。
一期生の中で「ここぞ」というときに暴走して場を盛り上げる役目を背負っている。
実はライブパフォーマンスやファンサービスに関して、他の一期生の手本になっている。
そしてその背中は二期生三期生にとっても手本となる。




