登場人物紹介ー虹色ボイス二期生四人ー
〔虹色ボイス2期生〕
二期生 色イメージ
碧衣リン：あおいりん：青：キーボード
黄楓ヴァニラ：きふうヴぁにら：黄：ベース
紅カレン：のんだくれ：赤：ギター
翠仙キツネ：すいせんきつね：緑：ドラム
ソロで音楽活動しているメンバーもいるが、第五章の虹色ボイス三周年アニバーサリー祭公式配信でロックバンドユニット『Bannkett！』としてもデビューした。
≪碧衣リン≫
ゲームキャラの愛称
≪雨女ゲリラ≫
≪災害を呼ぶ女≫
≪リズムゲーのラスボス≫
正統派美少女アイドルVTuberとして期待された二期生のエース。
残念という概念の擬人化と恐れられる二期生トップの残念枠。
：アバター
イメージカラーは蒼。
蒼いアイドル風衣装に身を包んだ正統派美少女アバター。
髪は青みがかったストレートロング。
瞳は翠色。
表情の変化が小さく、照れた表情やはにかんだ表情など事務所からはクール系アイドルを期待されていた痕跡が残されている。
しかしそれも昔の話。
：リアル
実は良家のお嬢様で家族仲は良好。
特にファンキーなおじいちゃんおばあちゃんからは可愛がられている。
幼いころからの習い事で所作は美しく、芸事の才に秀でているのだが……それを上回る残念さがある。
独特の感性から繰り出される突拍子のない言動や、ダサいを通り越しておかしいファッションセンスは度々ネタにされる。
糞ダサいジャージを愛用しており、そのまま事務所入りするなど周囲を唖然とさせる。
無表情で感情が希薄かと思われがちだが、とても仲間想いで熱い覚悟を心の内に秘めている。
むしろ覚悟と行動力があり過ぎる。
そのため『碧衣リンに覚悟を決めさせるな。その前に皆で助け合おう』が二期生の標語になっている。
ある事件で精神的に不安定と判断されて、事務所から配信休業を強制された。
：能力
歌唱力が高くソーシャルゲームでアイドル声優として歌っている。
ただしパンクと演歌など、なんでも歌える多才ぶりのせいか色物枠。
歌も上手さは虹色ボイス事務所でもトップスリーに食い込む。
本人は「おじいちゃんが喜ぶから演歌でいいか」とあまりジャンルを気にしていない。
実はお笑い好きで、軽快なトークに憧れる。
でもテンポが悪くセンスがない。
ただ普段から言動がぶっ飛んでいるので笑いは取れている。
≪黄楓ヴァニラ≫
ふわふわ甘々ロリっ子なのに色物二期生のまとめ役でリーダーだった（過去形）。
誹謗中傷被害に遭い休業に追い込まれる。
ネット上ではその事件をロリコーン事件と呼ぶ。
：アバター
イメージカラーは黄色。
公表値百三十センチほどで甘々なロリータボイスが似合う小さな女の子。
黄色いパティシエ風の調理服を身にまとい背中にはデフォルメされた天使の翼が生えている。
髪はフワフワカールな金髪。
青色の瞳でニカッと満面の笑みを浮かべる天真爛漫な幼女だった。
ロリコーン事件で誹謗中傷されて休業に追い込まれる。
復活後の彼女は……。
：リアル
身長百七十センチを大きく超える長身の女性。
甘々ロリータボイスと自分の見た目のミスマッチが昔からのコンプレックスだった。
自分の声に合うもう一人の自分。
アバターに転生できるVTuberは彼女の夢の姿でもあったのだが、その夢は最悪の形で潰される。
リアルの写真が出回り、コンプレックスをえぐる誹謗中傷被害に遭ってしまった。
やはり自分はおかしいのだと塞ぎ込み、一時は引退も決意した。
事務所にも引退の話を通していた。
そんな彼女を救ったのは仲間の覚悟と、強引で暖かい仲間との腹を割った話し合いだった。
それでも再開の勇気ときっかけを持てず、迷っていた時期に真宵アリスの収益化配信を見て、ファンの前で復活宣言をすることになった。
復活後は以前の作った天真爛漫さはなくなった。
でも自然体の彼女の言動はリスナーから暖かく受け入れられた。
※なお第三章でもっと深い復活の裏側が明かされる。
：能力
ロリータボイスから繰り出される電波ソングは攻撃力が高かった。
休業前は常識人枠で仕切りやツッコミを任されることが多かった。
だが復活後は自ら積極的に場をかき乱し、支配し、誘導するお笑い枠に転身。
頭の回転が非常に早い。
笑いの嗅覚に長けており、コラボ企画の立案なども開いている。
≪紅カレン≫
周囲の認識
≪呑んだくれ≫
≪酒吞み≫
≪常に酔っぱらっている≫
≪というか酒≫
≪健康診断で不正した（断定）≫
≪酒のためならなんでもする女≫
≪不死鳥≫
≪二期生のバッカス≫
飲酒配信に日本の銘酒レビュー。酒のつまみになる話。呑み屋巡り。酒蔵巡り。
などなど酒にまつわる配信を数多くしている二期生の変人枠。
：アバター
イメージカラーは赤。
赤いロリータドレスに身を包んだツンデレお嬢様系アバター。
真っ赤なカールの長髪にドリルが宿る。
瞳は黄金色。
本来は碧衣リンの対になる美少女枠を期待されていた。
今ではなぜかダサい文字シャツに酒瓶を待たされている絵が多い。
身長も百六十センチぐらいあったはずだが、三頭身ぐらいのデフォルメキャラに縮み、酒瓶を抱きまくらにしているファンアートが多い。
：リアル
元々は声優養成所の出身。
けれど重度のあがり症でオーディションに落ちまくった。
二十歳になり酒に溺れて、酔っぱらった状態でオーディションを受けたこともある。
そのときは本来の力が発揮できて、採用寸前まで迷われたが結局「出禁」になった。
さすがに飲酒オーディションはダメだ。
酒の失敗談は無数にある。
いつしか「私はすでに面接やオーディション程度であがる恥の少ない人生を送ってない」と気づく。
そのおかげであがり症も克服していた。
酒の席で面白い無名の声優がいると、虹色ボイス事務所にスカウトされてVTuberとなる。
：能力
酔っ払い。
ざる。
蟒蛇。
自分の体積以上の酒が入り、健康診断にも引っかからない。
酒に合う食べ物を逃さない味覚。
よい呑み屋を察知する嗅覚。
どれくらいの量の酒がグラスに注がれたか全て音で判断できる聴覚。
初めて会った呑み友達と親友になれるコミュニケーション能力。
酒のためなら事務所に直談判する行動力。
どう考えても問題児でしかないが、周囲との関係は良好。
配信での爆発力は二期生随一であり、実は歌も演技も上手い。
ただ本人のキャラクター性が強すぎて発揮する機会がない。
≪翠仙キツネ≫
関西弁のゲーマー枠。
元々は言葉数少ないストイックなゲーム配信を専門にしていた。
現在は二期生のリーダーに転身している。
：アバター
ブリーチされたプラチナブロンドの短髪。
緑のパーカーを羽織ったストリートファッション。
細いキツネ目で見開かれると、深紅の瞳に現れ、キツネ耳と尻尾が生えるギミックがある。
：リアル
紅カレンの大学の友人でゲームの腕と知識を買われてスカウトされる。
声優色の強い事務所の変わり種としてデビューするも、不慣れな配信の失敗が続き、腐っていた時期がある。
二期生仲間に支えられて徐々にゲームの腕と知識が硬派なゲーマー層に認められた苦労人。
ロリコーン事件が起こり、二期生が崩壊しかける。
本人も辞めようと思っていた。
VTuberには憧れてなったわけではない。
けれど大事な居場所になっていた。
自分にはない輝きを持つ仲間や先輩に憧れていた。
「仲間が笑顔でいるために支えたる。ウチは日陰者でええから」と立ち上がる。
二期生再始動後は二期生の中心に立ち、仕切り、ツッコミ、リーダーとして奮闘するようになる。
※詳細は第五章
：能力
ゲーマーとして超絶プレーこそ少ないが、豊富な知識とミスしない堅実なプレーが持ち味。
平均すれば勝率は高い。
昔は積極的にボイスチャットしてチームの指揮能力が高かった。
けれどマナーの悪い連中に粘着されて、寡黙なゲーマーとなった過去がある。
現在は二期生コラボ配信のまとめ役として生来の軽快なトークを取り戻して活躍している。
FPSなどはランキングが維持できないため、ゲーム配信はソロプレイゲームの攻略が中心となった。
ボイストレーニング、ボーカルトレーニング、ダンスなど本格的な指導を受けており、声優色の強い虹色ボイス事務所に溶け込む努力もしている。
事務所からの評価が非常に高い成長枠。
